小麦・小麦粉に係る基礎知識

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小麦粉は加熱調理してから食べましょう!

 アメリカやカナダで、小麦粉を加熱調理せずに食べること(小麦粉の生食)が原因とされる微生物による健康被害が発生しています。なお、現時点では日本において同様の事例は発生していません。


 アメリカやカナダでは、クッキー生地やホットケーキ生地などを加熱せずに食べることがあり、アメリカ食品医薬品局(FDA)は、小麦粉の生食のみならず、使用した卵のサルモネラ菌汚染や、生地の不衛生な取扱い(汚染された手や道具の接触、常温での放置)による食中毒について、ホームページで消費者に注意喚起を行っています。生地に使用される小麦粉の原料である小麦には、畑で栽培される他の農作物同様に、土壌由来の微生物が存在していますが、通常の加熱調理を行えば問題はありません。


 また、小麦粉は生の状態では消化されにくいものです。これらのことからクッキー生地やホットケーキ生地などを生で食べるのは止めましょう。小麦粉を使用して家庭で作る半生タイプのお菓子なども、十分に加熱調理をして下さい。


【参照】
◆食品安全委員会による詳細情報
@2016年6月1日から9月29日にかけて、米国疾病管理予防センター(CDC)は、小麦粉に関連した米国内複数州における志賀毒素産生性大腸菌集団感染症の情報を発表し、「生の生地又は衣を、味見あるいは摂取することは安全ではないこと」について注意喚起を行っている。
 http://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu04570280104


A2017年3月29日から2017年6月5日にかけて、カナダ公衆衛生庁(PHAC)は、小麦粉および小麦粉関連製品に関連したカナダ国内における腸管出血性大腸菌O121による集団感染の情報を発表し、「生のパン生地又はバッターを、味見する又は摂取することは安全ではない」という注意喚起を行っている。
 http://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu04680300477


◆FDAによる小麦粉の生食に関する注意喚起
 https://www.fda.gov/ForConsumers/ConsumerUpdates/ucm508450.htm