子供たちの小麦・小麦粉コーナー

高校生等の活動報告

平成18年度・第44回:高校生による食生活改善研究活動「I & You食生活」報告
−包丁の先から健康と食の文化をうみ育てよう−

 この催しは、(社)栄養改善普及会が主催し、文部科学省・農林水産省・全国家庭科教育協会の後援により行われました。この事業(研究課題数:小麦粉等7つ、1研究課題1校)の実施方法は全国高等学校へ参加を呼びかけ、生徒たちが自ら研究課題を選び、かつ研究テーマを決め、各都道府県の教育委員会からの推薦を頂き、最終的に全国で1研究課題1校の研究推進校を決定し、この学校の生徒たちが、研究活動を行い、最後に東京で生徒たちから研究成果を発表していただくものです

 「小麦について」の研究活動で、群馬県立長野原高等学校は
主題 「粉がこうなって、happy!!」、「こながこう(長高)なって、happy!!」
で「奨励賞」を受賞!!

長高は、長野原高等学校のことで、「こな(粉)」と「ながこう(長高)」を重ねています

 研究活動として小麦を選択した理由について、同校は、平成17年度から選択科目を多く取入れ、最近では、各種料理コンテストでの全国入賞や男子新体操部の創設などうれしい出来事がありました。そこで、「自分達の幸せは、地域の食材を利用した食生活にある」ことに気づき、更に自信を深め、次世代を担って行きたいと考え、この研究活動に取り組みました。としています。

研究活動の概要
1.小麦粉料理に関するアンケート
 群馬は「粉もの王国」と言われています。そこで同校生徒175名に「小麦粉」についての調査をしました。
(1) 小麦粉の郷土料理とは、
 すいとん48.4%、おやき27.4%、おきりこみ12.9%、また、この料理を作る理由は、ご飯が少し足りないときに作る、手軽に作れる でした。
2.小麦粉に関する学習活動
(1) 群馬県庁でのイベントで「おやき」作り体験
みそを水で溶き、小麦粉全体に混ぜることがポイントでした。
(2) 農産物直売所(吾妻郡中之条町)で、「田舎饅頭」作りの体験学習
小麦粉と水の混ぜ方が大切なことが判り、小麦粉料理のレパートリーを広げるのに大変役立ちました。
(3)

お婆ちゃんから六合村の「入山かりんとう」の作り方を教えて頂きました。小麦粉にみそ、卵、砂糖、重曹を加え捏ねてから油で揚げました。

(4) ご父兄から小麦粉を使った韓国料理「チヂミ」を教えて頂きました。薄力粉と卵を良く混ぜて、少しねかせるのがポイントです。
(5) 小麦粉と地域の食材とのコラボレーションについて多くの生徒に考えてもらい、「雪の中のキャベツ畑」、「三色カロテンすいとん」を製作しました。

「雪の中のキャベツ畑」

「三色カロテンすいとん」
3.私たちの故郷研究(私たちの挑戦)
 吾妻郡内のおすすめスポットなどを紹介する作文を書きホームページへ掲載等しています
4.普及活動
(1) 公開授業での保護者との饅頭作り
(2) 中学生の体験入学での饅頭作り
(3) フードデザイン選択者によるオリジナル小麦粉料理作り
(4)

家庭総合授業での「I&You食生活研究推進員(高校生)」の指導による「三色カロテンすいとん」作り

(5) フードデザイン授業での「おやき」作り
(6) 長野原町文化祭へ参加しての「おやき」作り・販売
(7)

長野原町幼稚園で「すいとん」作り



まとめと今後の課題

 研究活動を始めるときは、「できるかな?」と不安でしたが、小麦粉料理は、アイデア次第で面白いように小麦粉が変化します。このため、料理作りにより研究推進員の友情も深まり相手を良く理解できるようになりました。また、地域の方々にもお世話になり、その成果を学校から発信することで、地域の話題になって誉められたり、認められ私たちの大きな自信となりました。これからは、エプロンシアター等を持参して、高齢者施設や小学校などへの出前授業へと発展させたいと考えています。また、研究活動で得た人との繋がり・広がりに発展できるよう、学校を中心に「ゆるやかなネットワーク」を作っていきたいと思っています。と言っていました。


*今までに、掲載したものは「メニューリスト」の「バックナンバー」の項目に入っていますので、ご覧ください。