子供たちの小麦・小麦粉コーナー

みんなの小麦粉研究室

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小麦粉の不思議Q&A A

世界各地で食文化をつくった小麦粉 今回は小麦粉の中の中力粉について学んでみよう!
 
     


ー中力粉って、なに?
 中間質小麦を挽いて得られる小麦粉だ。小麦粉に水を加えてこねるとたんぱく質の大部分がグルテンになるが、中力粉をこねてできる生地は伸びがよくて、ある程度の腰もある。力強い強力粉の生地とソフトな薄力粉の生地の中間だといえる。たんぱく質の量は8〜9%で、強力粉より薄力粉に近い。粒子も強力粉のように粗めでなく、薄力粉に近い細かさだ。


強力粉と薄力粉をミックスすると中力粉になるの?
 強力粉は硬質小麦、薄力粉は軟質小麦を挽いてできる。小麦の種類によって含まれるたんぱく質や炭水化物の量が違うが、それらの質も違う。中力粉の原料の小麦は、炭水化物の大部分を占めるでんぷんが水を吸って加熱されてできる糊状のものの性質が、うどん類に向くものだ。成分の量は強力粉と薄力粉を混ぜれば中力粉になると考えられるが、質が違うから単に混ぜただけでは中力粉はつくれないさ。


ー中力粉でつくる食品にはどんなものがあるの?
 代表格はモチモチ食感のうどんだが、そうめんやひやむぎも日本人の好物だ。お好み焼き、たこ焼き、まんじゅう、どら焼きなどにも中力粉は使われる。その他にもグルテンの力を調整するために強力粉や薄力粉に混ぜて使うことも多いから、中力粉のようとは結構広い。

 

ー中力粉が日本の「うどん文化」を作ったって、どういうこと?
 「オラが町の名物うどん」が各地にあるよね。日本の風土はかなりの昔から中間質小麦の栽培に適していて、私たちの先祖はそれぞれの土地にできる小麦をおいしく食べる工夫をしてきた。1000年以上も前に、小麦粉の生地を長く伸ばす技術が中国から伝来したようだが、当時の人たちはその技術を活用することによって中間質小麦の粉からうどん類をつくることを見つけ、日本独自のめん文化を作ったんだよ
 



【人は食べることが必要】
 健康は「快食」から。主食の穀類のほか、肉、魚、卵、大豆料理などの主菜、野菜、海藻料理など副菜、ほかに乳製品や果物などバランスよく摂取することが大事だ。
 これらの食材とマッチするのが小麦粉だ。和、洋、中に、お菓子とさまざまだ。
 楽しく食べることは、よく生きることに通じる。


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