子供たちの小麦・小麦粉コーナー

みんなの小麦粉研究室

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第7回 お菓子・天ぷら・・・元はみな薄力粉

小麦粉の種類はグルテンというたんぱく質の含まれる量、強弱によって、強力粉、中力粉、薄力粉に分かれ、つくられる食品も違います(別表)。今回は薄力粉から生まれるお菓子や天ぷらなどについて研究しましょう。


薄力粉から生まれるお菓子の食感はいろいろ

 口の中でふわふわとろけるケーキやサクッとした歯ざわりのビスケット、しなやかな皮の中華菓子の月餅、あんをふっくら包むどら焼き。これら多くのお菓子づくりには、グルテンの質がソフトな薄力粉が向いています。また材料の配合や薄力粉の混ぜ方の加減でグルテンの量を調整するとやわらかいケーキから固いビスケット・クッキーなど食感の違うものがつくれます。
 例えばケーキは、主材料に卵、砂糖、バター、牛乳(または水)、薄力粉を使い、これらを混ぜてトロッとした状態のものを焼き上げると絶妙なやわらかさの食感が生まれるのです。
 ところで最近のスイーツに地元産野菜を使ったユニークなお店があるのを知ってますか。メニューの一例ですが、「トマトのショートケーキ」「ほうれん草のティラミス」など。これなら野菜嫌いのキミも好きになれる?


天ぷらのサクサク感のヒミツは?

 薄力粉を使った和食の代表と言える天ぷら。霜柱を踏んだときのようなサクサクした衣も、薄力粉の特徴であるグルテンの少ない粉の性質が現れたものと言ってよいでしょう。天ぷらを揚げるとき、日本人は粉を「溶く」と言い表します。「練る」とは言いません。なぜなら、薄力粉とはいえ、こね過ぎればグルテンを形成し、衣は通気性を失い、揚げたときにサクサクした食感が出ないからです。
 天ぷらのタネはエビ、イカなどの魚介類や野菜等が一般的ですが、工夫しだいでどんな食材でも珍しい「変わりダネ」の天ぷらが出来ます。例えば、アイスクリーム、ゴーヤ、アボガド、おでんなど思いついたものをぜひ天ぷらにしてみてはいかがでしょうか?



<小麦粉のおいしいおはなし>
お好み焼き・ホットケーキは家庭の定番

 お好み焼きは地方によって特色がありますが、中でも関東と関西では作り方も味もちがいます。わが家ならではの味を家庭でつくってみませんか。薄力粉を使ってつくることもできますが、「お好み焼き粉」を買って使うと、もっと簡単にふんわりとおいしいものができます。
 同じように市販の「ホットケーキミックス」も買っておくと便利です。ホットケーキだけでなく、いろいろなおやつに応用できます。チーズケーキやドーナッツ、スコーン、肉まん、アメリカンドッグ、ピザなどレシピがたくさんあります。


  *今までに、掲載したものは「メニューリスト」の「バックナンバー」の項目に入っていますので、ご覧ください。