子供たちの小麦・小麦粉コーナー

みんなの小麦粉研究室

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第10回 小麦粉は栄養面でのエースストライカー

小麦粉の種類はグルテンというたんぱく質の含まれる量、強弱によって、強力粉、中力粉、薄力粉に分かれ、つくられる食品も違います(別表1)。 今回はこれらの小麦粉がもつ栄養面での役割について研究しましょう。


第1の特徴はスタミナパワーが豊富なこと

 小麦粉の主な栄養成分を別表2で見てみましょう。 最大の成分は70%以上ある炭水化物で、その大部分はでんぷんです。 でんぷんはスポーツをするとき、筋肉を最大限に働かせるために筋肉にたくわえられるグリコーゲンの素となります。 これが不足すると、運動の持続力が低下します。 つまり、運動をする際のエネルギー源なのです。 次に多く含まれるたんぱく質は、エネルギー源としても使われますが、筋肉や血液などになるほか、酵素やホルモンの材料となったり、栄養素を運搬する働きもあります。 そして、少ないながら含まれている脂 質もエネルギー源になるとともに、細胞を構成する成分にもなります。 このように小麦粉は3大栄養素の炭水化物、たんぱく質、脂質すべてがスタミナパワーの素になるのです。


他の栄養素とのパスワークにも優れている

 
パンやめんなどの小麦粉からつくられる食品は、それだけを食べてもおいしいのですが、いろいろなおかずと組み合わせて食べることが多いようです。ハンバーガー、サンドイッチ、ホットドッグ、調理パン、五目ラーメン、チャパティなど、おかずを口に運ぶための巧みな器として、パスワークにも優れています 。またフランス料理のパンは、料理をおいしく食べるための良きパートナーです。 このように小麦粉からつくられる食品は、良質のたんぱく質、脂質、ミネラル、ビタミンなどを豊富に含む食品類を楽しみながら口に持っていく、大事な運び屋の役目も果たし、この意味でも、バランスがとれた栄養に貢献しています。 多くの食材とマッチする小麦粉を上手に活用して、健康な体をつくっていきましょう。


  別表1                        別表2


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