子供たちの小麦粉・小麦粉コーナー

小中学校新聞(体験学習編等)

 日本生まれのインスタントラーメンは、世界の国々で人気を呼び、いまでは「インターナショナル食品」といわれるほどだ。それは言うまでもなく、ただ便利だからというだけではなく、おいしいからだ。そして、その「おいしさ」の正体は、万国共通の「めん」のおいしさとともにそのスープ、具などにもある。その人気の秘密に迫ってみよう。

 インスタントラーメン人気の秘密 毎日中学生新聞掲載

 世界の国々に、そのおいしさ、便利さが知られるやいなや、たちまち人々のハートをとらえてしまったインスタントラーメン。その人気の広がりようは、ちょうど今ポケモン人気のようだったにちがいない。年々、海外で食される量は増え続け、いまでは世界80ヶ国以上の国で年間434億食も食されている。

 同じ小麦粉食品、西洋のめん類であるスパゲッティの命は、あのシコシコした歯ざわりにある。そのシコシコを、人々は、求めているのだ。インスタントラーメンのおいしさも、基本的には、めん特有の”あし・こし”を中心とした食感、すなわちシコシコした歯ざわりにある。ここに、世界の国の人々が「おいしい」と感じる要因がる。

 広く世界の人々に愛されているインスタントラーメンの原材料は、小麦粉や油脂などである。主に、小麦粉は良質の強力粉が使われている。また、小麦粉をこねる水、すなわち「こね水」をはじめとする水にも注意が払われ、すべて厳重な衛生管理のもとで製造される。すぐれた材料、製造工程がしっかり守られているからこそ、世界の信用が得られているのだ。

 このように、そのおいしさの秘密の第一は、選ばれた原材料にある。だが、ただそれだけではないところに、その奥深さがある。たとえばスープ、それに「かやく」「やくみ」などとよばれる具。これらにも、技術の粋と、たゆまぬ工夫がこらされている。具は肉、魚、海草類、野菜、きのこ類、穀物、豆類、いも類のほか、さまざまのものがあるのは、ご存じとおりである。

 
 
  ところで、この具の内容は、1971年(昭和46年)にカップ入りの「スナックめん」が登場してから、飛躍的に豊富になったといわれている。スナックめんの具がバラエティー豊かだったため、それに刺激されたためである。

じつは「インスタントラーメン」という呼び名は通称で、「即席めん類」というのが正式な呼び名だ。その種類はいうまでもなく、即席中華めんだけでなく、このほか即席和風めん、即席欧風めん。そしてスナックめんなどがある。

1958年(昭和33年)に日本で生まれたインスタントラーメンは、すでに誕生して40年を越す歴史をもっている。現在、日本で発売されている即席めんの銘柄数は700種類をこし、その人気ぶりがうかがえる。わが国で「国民食」といわれるほどに親しまれているインスタントラーメンは、その製法の進歩とともに、これからもますます世界の人々から愛され続けていくにちがいない。

「サンデー・めんデー」というキャッチ・フレーズがある。「日曜日はインスタントラーメンを食べよう」という意味だ。休日のゆったりした気分のなかで、世界の人々を「とりこ」にしているこの純日本製食品の魅力を再確認しつつ、そのおいしさをじっくり味わってみてはどうだろう。

*今までに、掲載したものは「メニューリスト」のバックナンバーの項目に入っていますので、ご覧ください。