子供たちの小麦粉・小麦粉コーナー

小中学校新聞(体験学習編等)

 日本人はうどんが大好き、イタリア人はパスタが大好きだ。うどんも、スパゲティに代表されるパスタも、「歯ざわり、舌ざわり、のどざわり」がうまさの決め手。形はちがうが、この東西の「めん類」のおいしさを求める人々の気持ちは同じである。

 うどんとパスタ 毎日小学生新聞掲載


 今ごろの時期、夜などに、ふとおなかがすいて、ほしくなるのが熱いうどん。その一杯で、身も心もすっかり温まる思いがする。
 かぜをひいたら、体のしんから温かくして寝るのが一番。というわけで、熱いうどんは、今でもお医者さんおすすめの、かぜの特効薬 のひとつだ。
 夜だけではない。また、熱いのだけでなく、冷たいのも、その時の暑さ寒さに応じて食べたくなるのがうどんだ。
 同じように、イタリア 人は食前食後にスパゲティを食べるといわれるぐらい、パスタ類が好きだ。
  パスタというのは、スパゲテイやマカロニなどの総称。 好きなものを食べると、胃液の分泌をよくし、食欲を増す。そのはたらきを、パスタがはたしているにちがいない。イタリア人のあの すごいバイタリティーは、パスタにその秘密があるという人もいるほどだ。
 パスタはイタリア料理 の代表。各地方ごとの特徴をもつパスタ料理は何百種類もあるといわれる。
 ソースの種類も地方色ゆたか。よいトマトがとれるカンパニア地方で 生まれたナポリ風ナポリタン、肉類の豊富なボローニアのボローニアーゼソース(ミートソース)と、いった具合だ。
 だがパスタは、イタリアのものだけではない。世界中で愛され、食されている。
 わが国でも、日曜日は「パスタの日」。パスタを囲んで一家だんらんのひとときをすごしたい。
 いっぽう、うどんも郷土料理がいっぱいある。香川県の「讃岐うどん」、名古屋の「きしめん」、群馬県の「切り込み」など。
 また山梨県の「うどん飯」 「ほうとう」などもよく知られている。
 所かわればの例で、「うどんすき」「素うどん」といえば大阪が本場だが「鍋やきうどん」「力うどん」は関東。

 


 ところで、うどんのルーツは中国といわれているが、パスタも同じではないかという。中国のめんを、「東方見聞録」で有名なあのマルコ・ポーロがイタリア に持ち帰って、パスタとなったという説もある。
 うどんもパスタも、そのおいしさの秘密は、歯と、舌と、のどざわりのすばらしさにある。
 どちらも良質の小麦粉を使って作るからおいしいのだ。 ことにパスタは、デュラム・セモリナという特別 の小麦粉を使う。大粒で硬めの小麦が原料だ。
  東と西のめん類の代表、うどんとパスタは、 このように小麦粉のもつ栄養はもとより、それぞれが、郷土の知恵から生まれた料理法によって、いっそう栄養ゆたかな食品となり、 多くの人々に愛されている。
 さまざまなうどん、またはパスタが、いつでもどこでも食べられるわたしたちは、本当に幸せである。


*今までに、掲載したものは「メニューリスト」のバックナンバーの項目に入っていますので、ご覧ください。