子供たちの小麦粉・小麦粉コーナー

小中学校新聞(体験学習編等)

 少しこげ目のついた焼きぎょうざ。むして、ふっくらしたまんじゅう。ほおばったとたん、そのおいしさが口いっぱいに広がります。あなたはぎょうざ派ですか?まんじゅう派ですか?

 中身つつむ名わき役

思わず「どう蒸したの?」

 ぎょうざには、水ぎょうざのようにゆでたものや焼きぎょうざがあります。まんじゅうも、蒸したもの、焼いたものがあり、中に入れるものもさまざまです。
 ともに中国生まれですが、この二つについて中国にこんな笑い話があります。
 兄と弟が、自分の食べたぎょうざとまんじゅうの、どんなに大きかったかを自慢しあいます。
 兄は「ゆでたぎょうざを20人で食べはじめて一日かかっても半分しか食べられなかった」と言えば、弟は「ぼくの食べた肉まんじゅうは、三日三晩食べてもまだ皮ばかりで中身が見えなかった」と、話はどんどん大きくなっていきます。
 ついに、うっかり兄が「そんな大きなまんじゅうを、どうやって蒸したの?」と聞くと、弟は「兄さんのぎょうざをゆでたなべを使ったのさ」。

新年祝う縁起よい食べ物

 どちらも、日本人の大好物ですが、じつはともに縁起のよい食べ物なのです。
 中国では、日本のモチのように、ぎょうざを食べて新年を祝う風習があります。また中国語の「ギョウザ」が「子をさずかる」という言葉と同じ発音であるため、縁起のよい食べ物と言われています。
 また、まんじゅうも先祖のお祭りに用いられたり、商売はんじょうの縁起かつぎにもなっています。

 

 




 このどちらも、小麦粉で作られる皮が大事なはたらきをする食品です(ただし、まんじゅうは米粉やそば粉も使います)。
 どちらも、中身の肉や野菜、あるいは、あんこをつつむことによって、独自の食品になっているのが特徴です。
 中身を「つつむ」という役割だけでなく、小麦粉のもつ独特の舌ざわりやその味が、中身の肉などの味と合わさって、おいしさを何倍にもしています。
 おいしさだけではありません。栄養面も同じこと。皮の小麦粉の栄養と、中身の肉、野菜、あんこなどの栄養が合わさって、さらに栄養がアップします。
 小麦粉には、炭水化物やたんぱく質などのほか、各種のビタミンやミネラル類など、栄養面で大切な成分が含まれています。
 小麦粉はこのように、おいしさをプラスしながらさらにその食べ物を栄養満点の食品にする名わき役でもあるのです。
(毎日小・中学生新聞 掲載)
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