子供たちの小麦粉・小麦粉コーナー

小中学校新聞(体験学習編等)


小麦粉食品で健康なからだづくり
学校と小麦粉料理 小麦粉は生かされている
 小麦は、コメ、イモ、雑穀と並ぶ世界四大主食。パン、うどん、そうめん、スパゲッテイ、ギョウザ、お菓子などに姿を変え、食卓を彩る。人間には欠かせない栄養食品だ。総合学習のスタートした学校では小麦粉や小麦は「調べ学習」のテーマとなり、インターネット上での活動紹介が目立ってきた。その小麦粉ワールドをのぞいてみよう。


気分は小麦粉博士


 「どこでも粉にしてから食べてるんだね」
岡山市立操南中(751人)の1年A組の生徒から感心した声が上がった。農業を知り、賢い消費者になろうと2年前、1年生全体(7クラス248人)で取り組んだ「身近な食べ物」調べ。6班に分かれたA組のテーマは「めん」。うどんのルーツは中国、小麦粉はカロリー・たんぱく質・ビタミン・ミネラルなどを豊かに含む栄養食品であることなど、さまざまな視点から、本やインターネットの検索にあたった。

 「小麦をいったんひき、粉食化するのが世界共通の食べ方だった点に改めて生徒は気づいた」と、指導した三木満徳先生(社会)はいう。用途によって異なる小麦粉の歯ざわりは、粘り気のもとであるたんぱく質グルテンの質と量でちがってくる。このグルテンにより大きく分けて3種類(強力粉、中力粉、薄力粉)の小麦粉があり、このうち、グルテンの一番多い強力粉から作るパン、真ん中の中力粉はうどん・そうめんといった、東西のめん比べも。

 雄大な北海道・大雪山国立公園の北に広がる人口約5,700人の過疎地、上川町。町立上川中(106人)では昨年度、総合学習「町をPRしよう」を行った。温泉、石狩川、アンガス牛、大雪山など多くのテーマと並んで、2、3年生計12人の合同チームは特産「上川ラーメン」を選んだ。

 「ラーメン日本一」を掲げ、JR上川駅周辺などに11も軒を連ねる店々を取材して回った。「えっ、町おこしだったの?」上川ラーメンの起こり(昭和61年)が、過疎に悩む地域の活性化だったことを知って、まずびっくり。

 町内の製めん工場では、めん作り工程を見た。小麦粉がもつ色と味を生かすため、大雪山の澄んだ伏流水でじっくり練り上げる際、湿度の調整や塩分のバランスが微妙なことにも驚いたという。比較的真っ直ぐな細めんが特長の上川ラーメンを店でゆで、盛りつけるのをみて。「だから、めんに味がしみやすく、おいしい」と分析。もう大人顔負けのラーメン通、小麦粉博士だ。

 学習の成果は、生徒が考えたままホームページに載せた。「ラーメンマップ」「ラーメン音頭」女子高生のデザインしたシンボル「ラーメン坊や」など。そして、「一度食べたら、また食べたくなるよ」。

 ホームページへのアクセスは1日100件前後。「この規模の学校としては、かなり多い方では」と吉野法行先生(美術)は張り切っている。

*今までに、掲載したものは「メニューリスト」のバックナンバーの項目に入っていますので、ご覧ください。