子供たちの小麦粉・小麦粉コーナー

小中学校新聞(体験学習編等)


小麦粉食品で健康なからだづくり
学校と小麦粉料理 小麦粉は生かされている
山荘キャンプでうどん打ち
自分の手で実感!


 学校では今、「体験を通した学び」が広がっている。次の時代をになう子どもたちが協力し、「生きる力」を身につけようとのねらいだ。「よ〜し、おいしいうどんを作るぞ」。茨城県日立市は中1全員を対象に毎年、1泊2日の「心ゆたかな体験学習」を学校ごとに実施している。それぞれイベントを工夫し、市内の山間部にある山荘キャンプ場で合宿する。市立坂本中(橋本富夫校長、生徒数274人)の3年生95人がそのとき体験したのは、うどん打ち。

 同中ではこれまで、1年生の親子行事で「親子ケーキ作り」を行うなど、小麦粉を身近に使ってきた。
 さて、うどん指南役は元教員の市民教授、瀬谷正二さん。瀬谷さんは、市が募集し、イベントのときにボランティアとして参加する「いきいき百年塾」のメンバーで、うどん作りのベテランだ。
 小麦粉(中力粉)と塩、水をボウルに入れ、手でこねていく。生地はいつの間にか弾力を持って丸くなっていく。さらにビニール袋に包み、体重を足にかけて踏みながらのばし、練っていく。一息いれてから、めん棒で平らにし、細長く切る。
 最近の中学生は家事、とくに家で調理することは少ない。だから、包丁を使うのは苦手だ。持ち方、刃の入れ方から教わり、小麦粉をふりながら作業をこなす。
 うどん打ちは、ほとんどの生徒にとって初めての経験。途中で切れてしまって、めんの長さ、太さはバラバラだが、それでも「うどんらしくなったよね」と笑顔がこぼれた。湯のふっとうした釜でぐつぐつ煮たあと、汁を注ぎ、揚げ玉、ネギの薬味で「いただきま〜す!」。
 そのときの作文が残っている。「悪いのは見た目だけで、味はとてもおいしくできました。ふだん家で食べているうどんとは全然ちがっていて、びっくりしました」(女子)、「つやがあっておいしいうどんが自分の手でつくれたのがとてもうれしい。使ったことのない物を手でさわりながら、自分の手のなかでうどんができていくのを実感できたのが、とても勉強になりました」(男子)、「費用がすごくかかると思っていた。一番びっくりしたのは、一人25円という材料費でした」(女子)、「粉と塩水だったのがどんどんうどんになっていって、とってもおもしろかった」(女子)
 楽しい一コマは、生涯の思い出として心に刻まれたことだろう。

■ 坂本中ホームページ
http://www.hidecnet.ne.jp/~hsmjhs42/
協賛 (財)製粉振興会
企画・制作  毎日新聞学生新聞本部
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