子供たちの小麦粉・小麦粉コーナー

小中学校新聞(体験学習編等)


小麦粉食品で健康なからだづくり
学校と小麦粉料理 小麦粉は生かされている
タコスって メキシコ料理なの!

「私たちの手作りのクッキーです。持って帰ってください」。
 石川県金沢市の私立・北陸学院小学校(井上良彦校長、児童百六十三人)で今年三月上旬に開かれた「卒業生を送る会」をしめくくる全体集会で、六年生の代表は在校生にこう語りかけました。

 下級生はその日一日、まもなく中学へ進む六年生三十一人を各クラスに迎え、ゲームや遊びで送る会を楽しみました。そのお礼に六年生は二〜三日前から下級生一人分四枚、計約六百枚のクッキーを家庭科室で焼いたのです。
 エプロン、三角巾姿で、小麦粉をたっぷり使った“クッキーの素”を水でこね、型に入れて三台のガスオーブンで次から次に焼いていきました。下級生一人ひとりの名前に「計算が上手になってね」といった励ましの言葉をそえて包み、心のこもったクッキーをプレゼントしました。
 ところで同小ではこれまで、海外に住んだことのある児童や父母を中心に、「世界を知る」学習を続けてきました。なかでも「食」はそれぞれのお国柄を伝える大切な素材で、小麦粉もしばしば登場します。
「タコスって知ってるかな?メキシコの料理です。今日は小麦粉で作ってみよう」
「タコスってなあに、それ?」
 五年生三十八人はキョトンとした表情でした。教えてくれたのは、メキシコに住んだことのある保護者です。
 用意したのは一キログラムの小麦粉。植物油、塩、水(ぬるま湯)で耳たぶよりちょっとかためになるくらいに生地を練り、ラップに包んで三十分ほどねかせてから、めん棒で薄く直径十二センチメートルほどにのばします。そして、フライパンやホットプレートでこんがりと焼き、ちぎったレタスやトマトなどの具をはさんで「いただきま〜す」。
 「すごくおいしかった。先生からレシピをもらったので今度作ってみようと思いました」
 「生地を作るとき初めは気持ち悪そうだったけど、さわると気持ちよかった。給食がタコスだったらいいのにな」
 「小麦粉が材料なのに、パンとは違うね」
 同じ小麦粉でも、料理の仕方は世界で違うことを知った、貴重で楽しいひとときでした。

■ 北陸学院小のホームページ
http://www.hokurikugakuin.ac.jp/primary/hokusyou.htm

協賛 (財)製粉振興会
企画・制作  毎日新聞学生新聞本部



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