子供たちの小麦粉・小麦粉コーナー

小中学校新聞(体験学習編等)


小麦粉食品で健康なからだづくり
学校と小麦粉料理 小麦粉は生かされている

みんなでつくった料理 ふるさとの味を味わおう!

 小麦粉というと、パン、うどん、パスタなどを連想する人が多いと思う。日本人とは切っても切れない食卓の主役だ。郷土の歴史や地域の食文化、伝統食品とのつながりは極めて深い。そのいくつかを一緒に見ていこう。

     

 豊後水道に突き出た大分県・国東半島。その地元、香々地町にある町立香々地中(荒木道則校長、生徒123人)のバイキング給食について述べてみよう。地元でとれた豊かな食材を地元で消費(地産地消)しようとの発想で並んだメニューは、よだれが出そうなほどおいしそうな料理ばかり。
 大分県は平地や田んぼが少ない。だから、山の段々畑に冬、小麦などを育てた。当然、小麦粉との縁は強くなる。バイキング給食のメニューにも、揚げパン、プリン、うどん、ケーキなど、小麦粉はさまざまに使われている。
 なかでも、大分県の郷土料理を代表する一番の“おふくろの味”・だんご汁は、人気が高い。県学校給食の献立表にも登場する伝統食である。
 近くの農家が自家栽培した小麦を製粉機ですりつぶす。フスマ(小麦のつぶの外皮)を除いて白いサラサラの粉になる。地元産100%の小麦粉(地粉)は貴重で、これがだんご汁の素となる中力粉だ。
 小麦粉に塩を混ぜながら水でこね、親指大にちぎり、20分したら一口のだんご状にする。煮干しでとっただし汁に、鶏肉、野菜(サトイモ、ゴボウ、ニンジン)とともにだんごを入れ、ミソで味つけし、きざみネギを入れていただく。香りがよくて、なんともうまい!ビタミン、たんぱく質、カルシウムなどをたっぷり含む。戦中戦後の食糧難のときは、よく食べられた。
 バイキング給食は「食物の栄養バランスを考えながら食べることを学ぼう」(塩崎裕子・町教委課長補佐、栄養士)と、卒業前の「3年生を送る会」を兼ねて11年前から続いている。食事のマナー、感謝を知る場でもあるが、校内に調理場を備えた給食単独校の強味ともいえる。この春のテーマは「ふるさとの味を味わおう」。異学級、異学年、教職員、父母らがみんなでにぎやかに進めた会食は、参加者にとって一生の思い出となったに違いない。


★ 香々地中学校のサイト
http://www.town.kakaji.oita.jp/syashin/03tyubai/syasinn.html

* 中力粉・・・小麦粉は、大きく分けて、強力粉、中力粉、薄力粉と3種類あるが、中力粉はこねた時の粘り気のもとになるたん白質(グルテン)の量や性質が中くらいの小麦粉で、うどん、冷やむぎなどに向いている。

協賛 (財)製粉振興会



*今までに、掲載したものは「メニューリスト」のバックナンバーの項目に入っていますので、ご覧ください。