子供たちの小麦粉・小麦粉コーナー

小中学校新聞(体験学習編等)


小麦粉食品で健康なからだづくり
学校と小麦粉料理 小麦粉は生かされている

うどん作りはまず塩作りから

「私たちの手作りうどんを味わってください」。四年生のクラスに、みんなの元気な声がひびきました。ここは香川県坂出市立中央小学校(久保勝是校長、二百八十一人)。総合的な学習「わくわく中央学習」で一学期から学んできた成果を「わくわく中央子どもまつり」で発表し、保護者にうどんをふるまいました

 


「包丁、上手だね」。生地を3mmぐらいの幅に切りました。


 坂出市は瀬戸内海に面しています。かつては天日を利用した「入り浜式塩田」が広がり、同小の校歌にあるように「日本一の製塩地」でした。でも、塩って、どう作るの?その疑問を出発点に、学習は急展開しました。
 海砂を入れた洗いおけをミニ塩田にみたて、海水を二日間かけ続けました。見事にできた塩をなめなめ、どうしようかと話し合ったすえ、うどんに活用することにしました。だって、讃岐(香川県の古い呼び名)の名物はうどんですから。
 二学期に試しに作りました。ボウルの中の小麦粉(中力粉)に塩水を加えながら、よくこねます。すると、粉に含まれているグルテニンとグリアジンという二つのたん白質から、弾力とねばり気のあるグルテンができます。グルテンは小麦粉特有のたん白質で、シコシコした歯ごたえが生まれます。コメやトウモロコシの粉には、ありません。といっても、生地をのばすのは一苦労。ゴザの下に置いてふんだり、めん棒で縦横に押しつけるようにしてのばしたりと、汗だく。さらに包丁で切り、熱湯でゆで、温かい汁をさして食べました。「とってもおいしい」「家でもやってみよう」「わりと簡単にできるんだ」。みな大喜びでした。自分で作ってみると、うどんに対する考え方も変わってくるようです。

 担任の前坂美恵子先生は「体験を通し、頭だけでわかっていたことが、生きた知恵になっていく」と話しています。その本番が「わくわく中央子どもまつり」でした。終了後、お母さんから感想が届きました。「大変おいしかったです。つるつるとして、しっかりコシもありました。ごちそうさまでした」。
 
坂出市立中央小のホームページ
http://www.niji.or.jp/school/sakachuo/

* 中力粉=小麦粉は大きく分けて強力粉、中力粉、薄力粉と3種類あるが、中力粉はこねた時のねばり気のもとになるたん白質(グルテン)の量や弾力の強弱が中くらいの小麦粉で、うどん、冷やむぎなどに向いている。


*今までに、掲載したものは「メニューリスト」のバックナンバーの項目に入っていますので、ご覧ください。