子供たちの小麦粉・小麦粉コーナー

小中学校新聞(体験学習編等)


小麦粉食品で健康なからだづくり
学校と小麦粉料理 小麦粉は生かされている

健全育成に小麦粉一役

「こっちのめんの方が腰があるよ」「味はこちらが上だね」。
 東京都練馬区土支田の区立八坂中学校(本橋美恵子校長、生徒219人)の1年生76人は昨年の七夕(7月7日)、「土支田うどんづくり教室」で腕前を自慢しあった。今年度で4回目のチャレンジだ。


 


「粉をこねるのは難しいね」

 
 練馬ダイコンで知られるこの一帯は昔、良質の小麦の産地で、農家はこの粉で打った自家製のうどんを客にふるまう風習があったという。
 畑は戦後、どんどん宅地化。それに伴って、うどんの風習もすたれてしまった。伝統の食文化を若い人へ伝えようと、青少年育成地区委員会が音頭をとり、中学生育成の校外イベントや同校1年生の総合学習として、うどん作りを実践してきた。初めは同委員会が道具のほとんどを準備していたが、今では学校でも備品としてそろえるほど、うどん作りが定着してきた。
 この日用意した小麦粉(中力粉)は30キロ。12班に分かれたグループに指導員として地域の人たちが2〜3人つき、生地づくりを始めた。指導員たちは前月、地元で手打ちうどんを作り続けている小島忠次郎さんを講師に、事前講習を受けた。
 まず0.5〜1グラムの塩を濡れたこね鉢の内側に塗り、1キロの粉に約300ccの水を加えて繰り返しこねてから生地を鉢から出し、さらに足を使って踏み込む。この生地を二つに分割し、丸め、さらに踏んで平らにする。こね、踏むほどグルテンの粘りが出て、良いうどんになる。この生地をのべ板の上で厚さ2〜3ミリになるまでめん棒で薄く伸ばす。包丁で2〜3ミリの幅に切れば、できあがりだ。太さがバラバラなのは、手作りならではだ。
 できたうどんをかまどでゆで、つゆと天ぷらで一斉に試食。奮闘3時間。1年生の多くは初めての体験だっただけに手間はかかったが、「自分で作ったので、とてもおいしい」と満足そう。地域学習、家庭科の勉強をしながら、お腹もいっぱいになった。
 
 八坂中のメールアドレス= te06@yasaka-j.nerima-tky.ed.jp

* 中力粉・・・小麦粉は大きく分けて強力粉、中力粉、薄力粉の3種類あるが、中力粉はこねた時に粘り気のもとになるたん白質(グルテン)の量や性質が中くらいの小麦粉で、うどん、冷やむぎなどに向いている。


*今までに、掲載したものは「メニューリスト」のバックナンバーの項目に入っていますので、ご覧ください。