子供たちの小麦粉・小麦粉コーナー

小中学校新聞(体験学習編等)


小麦粉食品で健康なからだづくり
学校と小麦粉料理 小麦粉は生かされている

「食」の知識を小麦粉で

大分県立佐伯養護学校中学部

 うどん、ギョーザ、まんじゅう、ピザ、パン・・・・・みんなの大好物だ。「じゃあ、材料のムギから作ってみよう」。豊後水道に面し、緑豊かな山々に囲まれた城下町、大分県佐伯市。県立佐伯養護学校(草野選夫校長)中学部の仲間は「小麦を通して世界を知ろう」をテーマに、総合学習に取り組んだ。


ギョーザの具を包む生徒たち

 周りを田んぼに囲まれた同校には、知的障害や肢体不自由の友だちが通っている。生徒たちは学習や健康づくりに毎日励んでいる。
 「種をまくぞ」
 中学部の生徒8人が約50平方メートルの学校畑でムギの栽培を始めた。3年前の秋のこと。みるみる伸び、翌年の春に刈り取った。近所や生徒の家から製粉機と石うすを借り、一生懸命、粉にした。近くの農機具会社の人や生徒の祖母が親切に指導してくれ、フーフーいいながら6キロもの真っ白な小麦粉をひき上げた。
 小麦粉は世界中でさまざまな料理に使われている。和食、中華、洋食・・・。どんな食べ方をされているのか、図書室の本で調べた。どこの国の料理かも、地図で確認した。次はいよいよ、調理実習に取りかかる。
 調理には地域の人たちが喜んで協力してくれた。うどんやギョーザ、まんじゅうを作る日はおばあちゃんたち、パンの日には市内のパン屋さんが学校の調理室へ足を運び、作り方を指南してくれた。ピザ作りは、教職員が教えた。
 小麦粉を塩と水でこねあげた生地に「できた!」と喜ぶ生徒。ひとさし指ほどの太いうどんを手に「ほら見てよ」と誇らしげな笑顔。みんな、自分たちの手づくりの味に「おいしい」と舌つづみを打った。
 担当した増田徹教諭は「この実習で体を使って学んだことによって、仲間同士はもちろん、地域とも交流を果たせたし、外国を身近に感じることもできた」と話している。

■ 佐伯養護学校のホームページ
http://saikiyougo-s.oit.ed.jp/

<小麦粉のいろいろ>
小麦粉はグルテンというたんぱく質を含む。その量と質によってこねた時の歯ざわり(弾力性、粘り気)が違い、用途も異なる。グルテンの多い方から順に、強力粉(主な用途・パン、ギョーザの皮、中華めん、ピザなど)、中力粉(同・うどん、そうめんなど)、薄力粉(同・ケーキ、てんぷらなど)の3種類がある。
協賛(財)製粉振興会


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