子供たちの小麦粉・小麦粉コーナー

小中学校新聞(体験学習編等)


小麦粉食品で健康なからだづくり
学校と小麦粉料理 小麦粉は生かされている

真心の手打ちうどん

 世界で最も多くの人に食べられているのは何だろうか。それは小麦粉です。製粉された小麦粉は、パン、うどん、ケーキ、てんぷらの衣など、さまざまに形を変え、食べられています。小麦にふれ、食べ、学習を深めている学校はたくさんありますが、今回はそのなかから大浜小の友だちのことを紹介します

うどんの生地をこねる6年生(大浜小で)

 香川県の西部、瀬戸内海に突き出た荘内半島のつけ根あたりにあるのが香川県詫間町立大浜小学校(野田雄一郎校長、七十人)。カメに乗って竜宮城へ行った浦島太郎の伝説で有名なところです。昔は半農半漁でしたが、今は保護者の大部分が会社などで働き、農作業を知っている友だちはあまりいません。
 四年前に学校給食について研究する学校に指定されてからは、それにあわせ、学級園や学校農園での自然を通した学習に一層力を入れました。香川の古い地名は「讃岐」。讃岐といえば「うどん」で有名です。小麦栽培を通した「食農教育」は、地域のよさを学ぶことにもなるのです。
 六年生も五年の二学期末から小麦づくりに取り組みました。昨年十一月、うどん専用の小麦「さぬきの夢2000」の種をまきました。六月に地域のおじさんたちの手を借り、刈り取り、乾燥、脱穀などをし、約四〇キログラムの小麦が取れました。二学期にはそれを粉にし、指導してくれた人や地域の高齢者を学校へ招き、手打ちうどん作りの発表会を開く予定です。
 この発表会は毎年の楽しいイベントです。昨年十月に当時の六年生がお年寄りら二十三人を招いたときのこと。小麦粉をこね、ビニール袋に入れて足で踏みました。三百回ほど踏んだとき、「宮下さん(元給食調理員)が『あと百回くらい踏むと、もっと生地の表面がつるつるして、うどんの舌触りがよくなるよ。ちょっとした一手間をかけてあげるといいですよ』と教えてくれました。食べたあと、あるおばあさんが、おっしゃいました。『みなさんの真心がこもっています。大変おいしく、一生の思い出になりました』と」(前田彩花さんの作文より)。
 学校では給食調理員が作った小麦粉メニューがたくさん登場します。人気のきな粉揚げパンのほか、ミートスパゲティ、煮込みうどん、冷やしうどん、しっぽくうどん、みそラーメンなどが好まれています。
 「ヒジキせんべい」も評判の一つ。これをヒントに二年前、当時の五年生は海の食材でオリジナルおやつを作ろうと、大浜の海でヒジキをとり、乾燥させ、小麦粉をまぜて「ヒジキせんべい」「ヒジキクッキー」「ヒジキケーキ」の三種類のおやつを作りました。高齢者訪問の時に配り、とても喜ばれました。
協賛(財)製粉振興会


*今までに、掲載したものは「メニューリスト」のバックナンバーの項目に入っていますので、ご覧ください。