子供たちの小麦粉・小麦粉コーナー

小中学校新聞(体験学習編等)


小麦粉食品で健康なからだづくり
学校と小麦粉料理 小麦粉は生かされている

野外活動は小麦粉料理で

「野外でなにか作って食べようよ」。
富山県婦中町立古里小学校(野口卓成校長、児童数二百四十九人)の五年生と保護者が昨年六月にパン焼きにチャレンジしたのは、保護者から上がったこんな声がきっかけでした。
 

「こんがり焼けたよ」と児童ら

 婦中町は富山市と接する田園地帯。縄文時代の集落跡があり、校歌にもあるように、立山連峰を望むきれいな土地です。ベッドタウンとして住宅が増え、人口は三万五千人を超えています。
 同小のPTAは、キャンプなどいろいろな取り組みを行ってきました。今度の保護者のアイデアは、それを一層楽しくという思いから出てきました。担任の稲田真人先生らはパン作りを提案し、つくることに決まりました。稲田先生は富山県キャンプ協会のメンバーで、野外活動プログラムのひとつとして前からパン焼きを実践してきました。
 「始めるよ」
 五年生四十二人とその兄弟、保護者を合わせ約九十人が十班に分かれ、学校のランチルームに集まりました。用意した小麦粉は各班三百グラムの強力粉と、全部で1キログラムの打ち粉(薄力粉)です。
 一斉に生地作りを始めました。ボールの中の小麦粉に水を加え、塩、砂糖、バター、卵を足し、練り続けます。まな板にたたきつけたり、こねたり。「手に粘りつくな」と言いながら四苦八苦してイースト菌を加え、発酵を待ちます。
 その間に、バーベキューコンロに炭を入れて火をおこし、焼きそばをジュージュー作りました。パンはその余熱で焼くのです。
 発酵がすんだ生地を小さな棒に巻きつけ、焼きました。しばらくすると香ばしいパンのにおいがプ〜ンと漂ってきます。素晴らしい黄金色です。「こんなに簡単においしいパンが焼けるなんて」と、保護者の驚きの声があちらこちらから聞こえてきます。
 「甘すぎず、焼きすぎず、ちょうど良い具合でした。みんな『おいしいね』と言っていました。がんばって作ったかいがありました」
 ある女子は作文にこう書いています。その後、「あまりにおいしいので、家でも焼いてみた」というお母さんもいたほどです。
 さらに六年生になった児童は、この夏の宿泊学習では、一斗缶をオーブンにし、強力粉を使って手作りのピザを焼きました。みんなと小麦粉との縁はこの一年でますます深まりました。

古里小ホームページhttp://www2.fuchu.ed.jp/sc124/

*小麦粉には粘り気のもとになるたん白質(グルテン)の多いものから、強力粉(主な用途・パン、中華めん、ピザ)、中力粉(主な用途・うどん、そうめん)、薄力粉(主な用途・ケーキ、てんぷら、菓子)があります。
協賛(財)製粉振興会



*今までに、掲載したものは「メニューリスト」のバックナンバーの項目に入っていますので、ご覧ください。