子供たちの小麦粉・小麦粉コーナー

小中学校新聞(体験学習編等)


小麦粉食品で健康なからだづくり
学校と小麦粉料理 小麦粉は生かされている

小麦粉は離乳食


 小麦粉は世界でもっともよく食卓にのぼる食料の一つだ。食べ物の大切さや料理の楽しさを知るため、小麦粉を使ったさまざまな学習や交流が学校で繰り広げられている。その様子を一緒に見ていこう。


「一緒にこねようね」と子どもに声をかける生徒たち


 小麦粉にニンジンやほうれん草を練り込み、うどんを打つ。栄養たっぷりの離乳食だって知ってるかな(ニンジン、ほうれん草はビタミンAを、うどんは炭水化物を多く含んでいる)。兵庫県の東端にある川西市の市立明峰中学校(生徒331人)でこの春、2年生を中心とした女子生徒17人がやってみました。

 「親と子の食事セミナー」と「中学生の子育て体験」を兼ね、3月に実施されました。

 明峰中の家庭科室で開かれた「うどんづくり(離乳食)にチャレンジ!」には、お母さん7人と幼児19人が参加。女子生徒のほとんどは、うどん打ちは初めてです。

 市販の中力粉を鍋に入れ、水を注ぎながらこねていく。さらに、すりおろしたニンジンやこま切れにしたほうれん草を別々のうどんの生地に混ぜ、めん棒で伸ばしていく。「やってみると、そんなに難しくないでしょ」。指導する川西・猪名川地域活動栄養士協議会のメンバー6人に励まされながら、女子生徒は幼児と一緒に手を粉で白く染めながらうどん作りの作業を続け、ゆであげた。かけるつゆは協議会で作りました。

 小麦粉の食品は、赤ちゃんの離乳食にも使われる。生後7ヵ月ごろは、薄力粉のビスケットやカステラ。そろそろ9ヵ月を過ぎるあたりから、うどんを食べ始める(松田道雄著「定本・育児の百科」岩波書店)。そこにニンジンやほうれん草を加えるのは、栄養を考えた知恵なんだ。

 この日、小麦粉だけの白いうどんとニンジン、ほうれん草を加えた3種類のうどんを打った。おまけに「きなこまぶし」うどんも作り、「これはおやつにいいわね」とお母さんたち。きなこはミネラルが多いんだ。

 中学生になると勉強や部活に忙しく、台所の用事を手伝う機会が少ないのか、「学校で定期的にやってほしい」(保護者)という意見が上がった。思った通りに動いてくれない幼児に戸惑う生徒もいたが、「おいしかった」(2年)、「小さい子はちょっとしたことで傷ついたり、喜んだり、怒ったり、すごく感情豊かでかわいかった。一緒に作って楽しかった」(1年)と感激していました。

 主催した市教委は「今年度も別の学校でやりたい」と話していました。

▽明峰中ホームページ  

http://www.kawanishi-hyg.ed.jp/meihojo/

協賛(財)製粉振興会


*今までに、掲載したものは「メニューリスト」のバックナンバーの項目に入っていますので、ご覧ください。