子供たちの小麦粉・小麦粉コーナー

小中学校新聞(体験学習編等)


小麦粉食品で健康なからだづくり
学校と小麦粉料理 小麦粉は生かされている

学習は「発見小麦パワー」で

 「おいしい」「歯ごたえもまあまあだ」。手作りのうどんに舌つづみをうつ町の人から、こんな声がわきました。十月二日の日曜日、鳥取県八頭町にある郡家老人福祉センター。この日行われた「郡家いきいき健康福祉まつり2005」で、町立郡家西小学校(山本紀男校長、三百九十八人)の六年生七十五人が総合的な学習の時間で作った四百人分のうどんが、ふるまわれたのです。まつりの参加は今年で四年目です。



まつりの会場で一生けんめいうどんを打つ六年生


 小麦の栽培は小学生の力でも十分できます。食や健康に目を向けようと、同小では二〇〇〇一年度に始めました。単元は「発見小麦パワー」と名付けられています。
 五年生の秋に、学校近くに借りている畑に小麦の種をまくことからスタートします。
 六年生の四月からは、穂の成長を観察しながら、草取りや小麦の歴史、小麦粉にはどんな種類(強力粉、中力粉、薄力粉)があるか、その粉から作られる和洋食や中華料理など身近な食品について調べ、グループごとに新聞にまとめました。
 世界の主要な食料である小麦粉について知識をたくわえ、栄養についても考えていきました。
 もうひとつ、一学期の大事な作業はうどん打ち。晩春にかり取った小麦を地域の人の協力で製粉機にかけ、その粉で夏に三回、家庭科室でうどんを打ち、参観日には保護者に味わってもらいました。
 「結構いける」(お母さん)とわかって自信をつけ、九月にはまつり当日の役割分担を決め、いざ本番へ。
 「今年もやってるね」
 「ご苦労さん」
 会場でめん棒をまわして生地をのばし、うどんを切る六年生に、はげましやお礼の声がかけられます。つゆはコンブとかつお節でだしを取った、手作りです。これは、指導した梶浦紀生先生たちが担当しました。
 売っているものに比べ、太さや長さはバラバラ。しかし、評判はよく、次々と注文がきました。お代は食べた人の寄付で、活動の資金にします。
 この学習を通じ、ある児童は家でもうどんを打ってみました。案外簡単にできることを知った喜びがあったようです。
 そして、なによりの収穫は、「給食は残さず食べないといけない、食べ物作りには手間と時間がかかっていると自覚した」(梶浦先生)ことでしょう。

郡家西小ファクス= 0858・73・0032
協賛(財)製粉振興会


*今までに、掲載したものは「メニューリスト」のバックナンバーの項目に入っていますので、ご覧ください。