子供たちの小麦粉・小麦粉コーナー

小中学校新聞(体験学習編等)


小麦粉食品で健康なからだづくり
学校と小麦粉料理 小麦粉は生かされている
伝統のレシピでカップケーキを焼く



かっぽう着、三角きん姿で作りました



 座学から調理まで、東京都渋谷区の私立実践女子学園中学校(松田由紀子校長、生徒971人)の家庭科学習はユニークだ。1年4組(41人)の楽しい授業風景を再現してみよう。

 小麦粉は大地の恵み。多くの食品に使われ、かえって大切さに気づかないが、世界中の食卓に欠かせない主要食糧だ。まずその歴史や栽培から製粉までの工程を、製粉振興会の企画したビデオ「小麦粉の知識と利用」(22分)で学習した。
 特に皆が驚いたのはグルテン。小麦粉の粘り気のもとになるたんぱく質だ。強力粉(主にパン、ラーメン、ギョウザに使われる)、中力粉(うどん、そうめん)、薄力粉(ケーキ、クッキー)それぞれ50グラムを水で練った生地を、水槽内でもんで溶かす。指先に最後まで残る白いかたまりがグルテン。強力粉は5.9グラム、薄力粉は3.0グラムと差があった。「だから薄力粉はサラサラしてるんだ」と納得の声が上がった。
 家庭で一番多く使われているのは薄力粉。「これでカップケーキを焼きます」。家庭科主任、関登美子先生のレシピの説明で実習スタート。昨年できたばかりの新校舎の家庭科室で、調理台を1班5〜6人が囲んだ。
 ボールに卵200グラム(4個)を割りほぐし、砂糖160グラムを加えて泡立てる。そこへ牛乳60cc、香料のバニラエッセンス少々をさっと混ぜる。薄力粉200グラムとベーキングパウダー小さじ2杯を合せて2〜3回振るった粉を入れ、ケーキ用しゃもじで手早くかき混ぜていく。ここに溶かしバター100グラムを加え、どろっとした生地をスプーンで型へ入れる。
 生地をなめた生徒は「甘い!結構いいね」。160〜170度のオーブンで約15分焼く。干しブドウ25グラムを乗せるのは、生地を型へ入れる前でも、焼く途中でもいい。
 「これは40年前から家庭科で使っている伝統のレシピです」と関先生。実践女子学園中は1899(明治32)年の設立で、50代の先輩は一度はこの味をくぐって卒業していった。
 よい香りが漂ってくる。オーブンから取り出すと、こんがり焼き上がったケーキが並ぶ。「かわいいね」と生徒たち。ほかの言葉で表現するとしたら?「色鮮やか」「食欲をそそるでき栄え」「ケーキの本とそっくり」「子どもが喜びそう」−。多彩な答えが返ってきた。そして試食タイム。「おいしいよ!」。みなが声をそろえた。

  実践女子学園中ホームページ http://www.jissen.ac.jp/

協賛(財)製粉振興会

学校と小麦粉料理 小麦粉は生かされている
食生活支える大切さ学ぶ [小麦粉に関するセミナー開催される]
−毎日中学生新聞から−



スポンジケーキ作りに挑戦する先生たち


 「小麦粉に関するセミナー」(製粉振興会主催、製粉協会・全国製粉協議会協賛、毎日小学生新聞・毎日中学生新聞後援)が東京都中央区の製粉会館で開かれた。小中学校の先生たちが、食生活を支える小麦粉の大切さを学び、小麦粉を使ったケーキ作りにも挑戦した。

 東京都と埼玉県内の家庭科、技術・家庭科の先生たちが参加した。まず、製粉振興会参与で農学博士の長尾精一さんから、世界中の人たちの大事なエネルギー源になっている小麦・小麦粉の基礎知識を学び、熱心にペンを走らせた。その後、製粉振興会料理研究所の先生の指導で、いろいろな種類の小麦粉(薄力粉、中力粉、強力粉、全粒粉)を使ってスポンジケーキを作った。

 小麦粉にはグルテンというたんぱく質が含まれている。パンがふっくら膨らむのも、うどんに歯応えがあるのも、グルテンのおかげだ。小麦粉の種類ごとにグルテンの量は違う。その違いによって、きめの細かさや食感も違うことを参加者は実感していた。

 セミナーは今後も開く予定。

(2006年2月20日付け、毎日中学生新聞より)



*今までに、掲載したものは「メニューリスト」のバックナンバーの項目に入っていますので、ご覧ください。