子供たちの小麦粉・小麦粉コーナー

小中学校新聞(体験学習編等)


小麦粉食品で健康なからだづくり
学校と小麦粉料理 小麦粉は生かされている
 東京都目黒区の区立下目黒小学校(鹿海治校長、児童265人)は都心の学校です。周囲に緑はありますが、ビルや商店のほうが目立ちます。昨年度、2年生はクレープ作り、5年生はうどん打ちをしました。自分で作って、味わうというとても貴重な体験でした。小麦粉は「食」に欠かせない材料で、おいしさの元でもあることを、子どもたちは実感したようです。

東京都目黒区立下目黒小学校
http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/index.php?id=1310005


総合学習のしめくくりはうどん打ちで 5年生

小麦粉に水を注ぎ、うどんの生地づくりが
はじまりました=まほろばの里交流会館で

製めん器にかけ、めんを細く切って
いきました=まほろばの里交流会館で


  「エ〜ッ、うどん打ち?うまくできるかな」。五年生の一部からは初め、自信なさそうな声が上がりました。
  下目黒小の五年生は昨年の夏休み、長野県菅平町で二泊三日の宿泊総合学習(菅平林間学園)をしました。自然に目を向け、探究心を伸ばすためです。
  七月二十五日の最終日、2クラスある五年生の計五十人が長野県上田市の公民館「まほろばの里交流会館」でうどん打ちをしました。林間学園の催しとしては初めて。一学期に社会科で「食料生産」を勉強したばかりだったこともあり、農業について知るよいチャンスでもありました。
  指導してくれたのは、上田市の農業法人「とのしろ豊穣館」の中村正さん(57)ら農家の二人。この日使った小麦粉は、地元でとれた小麦を製粉した小麦粉です。
  ボウルに入れた粉を水で練るところから始めました。うどんに使うのは中力粉。含まれているグルテンは強力粉と薄力粉のほぼ中間で、一人130グラムほどの小麦粉をこね始めました。
  中村さんがこう教えてくれました。「長野では、小麦の刈り取りは七月ごろ。梅雨のころで粒は水分が多く、製粉するには大変ですが中力粉になります。だから、日本産の小麦はうどんに合うのです。パン用に強力粉を作ってもらえないかと、ときどき言われますが、カナダなどの乾燥した地域でないと難しい。食文化は、自然環境などに大きく左右されています」
  ソボロ状になるまでこねた生地をビニール袋に入れ、さらにこねます。少しねかせた後、製めん器に押し込み、長く切っていきます。めんの長さはバラバラ。それを大きな釜でゆで、温かい汁で試食です。

手打ちは最高だね
 二時間くらいかかりましたが、「意外に早くコツをのみこみ、上手にできました。サラサラだった粉が形になっていく様子は驚きだったようです」と担任の寺尾千英先生と高橋章先生は話しています。
  「こねるのが大変でした。でもがんばったから、すごくおいしかったです」(小松茜さん)、「店で売っているのと違ってこしがあり、とてもおいしかった」(新増智美さん)、「家でもできることを知りました」(小林千尋さん)、「自分で作ったほうがおいしい」(野口歩君)―。楽しい思い出を胸に、この四月、みな六年生に進級しました。

協賛(財)製粉振興会



*今までに、掲載したものは「メニューリスト」のバックナンバーの項目に入っていますので、ご覧ください。