子供たちの小麦粉・小麦粉コーナー

小中学校新聞(体験学習編等)


小麦粉食品で健康なからだづくり
●郷土の伝統文化を学ぶ
 どんな食材を、どう調理するか。食べ方にはその土地に伝わるスタイル、つまり「食文化」があります。


頑張って、めん棒で生地を伸ばしました



 東京都武蔵村山市の市立第四小学校(小林政雄校長、二百七十人)の四年生は、三年生だった今年三月、地域に残る「村山かてうどん」の手作り体験を、総合学習の時間にしました。
 「かて」って何のことだか分かりますか。漢字で書くと「糧」。食糧のことです。
 東京の西に位置する武蔵村山は雑木林が多く、小麦栽培が盛んでした。江戸時代から、家々では冠婚葬祭の時にホウレンソウ、小松菜、インゲン、ナスなどを煮た野菜を添え、うどんでもてなす風習がありました。
 その伝統文化を保存しようと活動する市民グループ「村山うどんの会」を学校に招いた「村山うどん文化継承体験学習」(単元「むかし探し」)には、保護者約三十人も当日参加しました。
 まず、座学です。「小麦ができるまで」のスライドを教室で見たり、村山うどんの歴史を聞いたりした三年生は、「うどんは昔、ごちそうだったんだ!」
と少しびっくりした様子です。その後、ランチルームへ移り、「さぁ、打つぞ」。
 真っ白なさらさらした小麦粉を手にするのは、皆ほとんど初めてです。ボウルの中で水を加えた中力粉が指の間にこびりついて思うようにこねられず、四苦八苦。市内のうどんやさんがじきじきに指導してくれ、生地を丸め、めん棒で伸ばし、包丁の使い方を教わりながら、めんを完成させました。
 この日の「かてうどん」に添える野菜は、地元の畑で当日取れたばかりの小松菜。お母さんたちが家庭科室でゆで、魚だしの温かいつけ汁とともに作ってくれました。
 約三時間で、ざるうどんがテーブルに並びました。めんの太さはとりどりですが、いずれも自慢の力作。児童も保護者も一緒にツルツルと食べ、異口同音に「おいしいね。」
 今年度も、三年生が同じ体験にチャレンジする予定です。当時の担任で今は四年生を担任している小山昭夫先生(36)は、「手で小麦粉に触り、自分で作ってみるのが楽しそうでした。『かて』を知らないお母さんもいましたが、小麦粉を通し、郷土を味わえてよかったです」と話していました。




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