子供たちの小麦粉・小麦粉コーナー

小中学校新聞(体験学習編等)


●収穫祭は「団子汁」で
 福岡県北九州市小倉南区にある市立山本小学校(石山信樹校長)は全校児童八十三人の小さな学校。ここでは、全員が心を一つにして取り組む行事があります。名づけて「収穫祭」。小麦粉も一役買っています。



ビニール袋に入れて小麦粉を練りました



 山本小の横には0.2ヘクタールの農園があり、20年ほど前から小麦を栽培してきました。これを小麦粉にして、一、二年生はパン、三年生はうどんを打ってきた歴史があります。1998年ごろからは「ふるさと学習」として、昔からこの土地に伝わる「団子汁」を一、二年生が作り、収穫祭で祝ってきました。
といっても、1年がかりです。役割を担うのは一年生。毎年11月、種をまくところから始め、12月には「元気に育て」と麦踏み(麦の伸び過ぎを抑えるため、芽を足で踏む)をします。
二年生になった4月には新一年生に小麦を紹介します。そして6月、地域のお年寄りに手伝ってもらい、手で刈り取りと脱穀をして近くの製粉業者に粉をひいてもらいます。
 昨年11月22日の全校そろっての収穫祭。子どもたちはいつもの年と同じく、団子汁を調理しました。一、二年生は小麦粉の入ったボウルに水を注ぎ、手でこねたりビニール袋に入れて足で踏んだりしていきます。
他の学年は、汁に入れる野菜(自分たちで育てた大根や白菜、シュンギク、ニンジン)を切ったり、煮たりします。五年生が栽培した米でおにぎりも作ります。食材はすべて、自分たちで丹精込めて育てたものです。
いつもお世話になっているお年寄り、一緒に遊んでいる近くの保育園の弟や妹たちを招いて、ごちそうしました。
  「ミッキーマウスやドーナツ型の団子があり、モチモチしてとてもおいしかった」(長野美代子・養護教諭)と評判は上々。五嶋真吾君(一年)は「団子づくりはおもしろかったけど、難しかったです。お代わりを4杯食べました。おなかいっぱいになりました」と味もよかったようです。
  「カブの切り方を六年生から教えてもらってうれしかったです。最後に団子汁を食べました。初めは一人だったけど、六年生が『こっちにおいで』と誘ってくれて、うれしくなってそっちに行きました。みんなで食べるとおいしかったです」(三年の向井愛里さん)
  収穫祭は大成功でした。

山本小ホームページ  http://www.kita9.ed.jp/yamamoto-e/




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