子供たちの小麦粉・小麦粉コーナー

小中学校新聞(体験学習編等)


 小中学校新聞
●総合学習は小麦粉で

 尾瀬などで知られる群馬県甘楽町にある町立新屋小学校(福沢宗治校長、児童312人)は、総合学習の教材として小麦や小麦粉を活用しています。



農家の人から麦栽培の苦労を教えてもらいました=昨年6月



  新屋小のまわりは麦畑がたくさんあります。関東平野の北西に位置する土地が麦づくりに向いているのでしょう。農業をしている保護者もいるのですが、多くの子にとって農家の苦労や努力は”遠い世界”のこと。というわけで、町の様子を知るためにも2004年度から、3年生はこの学びに取り組んできました。
 「麦秋」。麦が実る時期をこう言います。一学期の春から初夏のころです。前年の秋にまいた種は冬を越え、青々と穂を伸ばします。図書館などで調べ学習を終えた3年生56人は、気持ちのよいこの季節に畑へ。麦刈りを見学し、農家に栽培の苦労などを聞きました。麦の穂の香りの中、刈り取ったばかりの麦畑を歩き、自分の歩幅で畑の面積を測りました。汗ばむくらいの陽気でした。
 じゃあ、麦を使った食べ物はどのくらいあるのだろう。「麦」と表記のあるパッケージを家で集めたところ、あるわあるわ。パン、菓子、ラーメン、ホットケーキ、スパゲティ、うどん、麦茶・・・・・・。ほとんど小麦粉ですが、段ボール箱はすぐいっぱいに。小麦粉が食卓で重要な役割を果たしていることが、誰にも分かりました。
 群馬県では、「すいとん」を「つみっこ」と呼んで、よく食べてきました。「自分たちも作ってみたい」。そうした意見から、作業を見学させてくれた農家の人を7月に招き、調理室で「すいとんパーティー」を開きました。
 小麦粉(中力粉)を水で練り、鍋に入れ、家で切って持ってきたダイコン、ニンジン、ネギ、油揚げを入れ、「いただきま〜す!」。
 「食べていると、体が温かくなってきました」「おいしかったので、お母さんやお父さんにも食べさせてあげたかった」・・・・・・と、3年生は作文にまとめました。
 二学期に学習発表会をし、三学期は小麦粉でうどんを作ります。上州名物の「焼きまんじゅう」づくりにも挑戦する計画です。担任の猿谷敬子先生と清水美奈子先生は「学習をきっかけに、家ですいとんを作ることが多くなったのは予想以上の反応でした」と食の広がりを喜んでいます。

 新屋小ホームページ: http://www.gsn.ed.jp/gakko/syo/knraniya/




*今までに、掲載したものは「メニューリスト」のバックナンバーの項目に入っていますので、ご覧ください。