子供たちの小麦粉・小麦粉コーナー

小中学校新聞(体験学習編等)


 小中学校新聞(小麦粉は生かされている 5号)
●文化フェスタは小麦粉で

 世界の食卓にのぼる小麦粉の中で、小麦の粒を丸ごとつぶして粉にした「全粒粉」が見直されています。栄養価が高く、“第六の栄養素”といわれる食物繊維を多く含んでいるためです。



ピザ、うまく焼けたよ=矢口小の校内文化フェスタで



  東京都大田区立矢口小学校(八木佳子校長、565人)の5年生は昨年11月、校内文化フェスタで全粒粉を使い、ピザを焼きました。
 東京都と神奈川県の境を流れる多摩川の近くに、矢口小はあります。昨春まで3年間、渡し舟を製作するなど「ものづくり」授業をしてきました。総合的学習です。
 「究極の食プロジェクト」もその一つ。昨春以降、5年生(3クラス)はそれぞれのクラスで小麦、米、大豆の三つの食材チームに分かれ、調理を繰り返しながら課題を探求し、食料自給率や食の安全性なども調べました。
 小麦のチームはパン、うどん、ピザの三班を作りました。加工法が多いせいです。
 「全粒粉ってなあに?」。インターネットを見た一人から疑問が上がりました。日ごろ家で見る真っ白な小麦粉と違うことは分かります。「これでピザを焼こう」「オーブンより石窯がいいよ」・・・・・・。オーブンや窯で焼き比べをすることになりました。
 インターネットで知った石川県の有機小麦栽培農家から玄麦(皮を取り除いていない麦)を譲ってもらい、電動石うすも借り、調理室で製粉しました。「いい香りだね」
 生地を練り、まずは調理室のガスオーブンで焼きました。「皮がパリッとしないなあ」。次は、分厚いふた付き鉄鍋(ダッチオーブン)で試し、「パリパリだ!」。そして11月、校庭にレンガを積み、自分たちで開発した石窯で窯焼きに挑みました。
 トッピングはトマトソース、チーズとシンプルでしたが、「さっぱりしておいしいね。生地もパリッとしてピザ屋さんみたい。今までで一番うまくいった」と大喜びです。
 本番は、その9日後の文化フェスタ。こげた生地も少しありましたが、まずは成功でした。
 中村泰之先生をはじめ5年生の担任3人は「家で子どもがピザやパンを作ったり、ケーキの生地をこねるようになって、びっくりしたお母さんもいました。食はすごく奥が深いということに気づき、食に関心を持つ児童が増えました」と話しています。

矢口小ホームページ: http://academic4.plala.or.jp/ygte/




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