子供たちの小麦粉・小麦粉コーナー

小中学校新聞(体験学習編等)


 小中学校新聞(小麦粉は生かされている 10号)
●異文化学習はチヂミ作りから

 パン、ラーメン、スパゲティ・・・・。小麦粉食品は世界中に広がっています。おとなり韓国の代表的な小麦粉料理といえば「チヂミ」。和歌山県新宮市立蓬莱小学校(田原光英校長、児童数213人)の6年生は5年生だった今年3月、「総合的な学習」として自分たちでチヂミを焼きました。



▲だんだん、おいしそうに焼けてきたよ


 テーマは「国際理解」。韓国の風土やチマチョゴリの試着、子どもの遊び、文字(ハングル)などとともに、食べ物についても勉強しました。「食」は実際に作って味わってみるのが一番です。
 講師は同県那智勝浦町で学習塾をしている金春九さん。韓国の首都ソウルで生まれ、大学を卒業してから一時、高校の先生をし、日本へ来て30年になります。
 当日、家庭科室には5年生38人をはじめ、保護者と職員を含め全部で約60人が集まりました。
 小麦粉は強力粉、中力粉、それに一番さらさらの薄力粉の3種類があります。ケーキ類と同じく、チヂミには薄力粉を使います。日本でいえばお好み焼きというところでしょうか。
 具は肉、野菜、魚介類など幅広いのですが、今日は「海鮮チヂミ」。ここからも、小麦粉はなんにでもマッチする食材であることが分かります。
 さて、ボールに入れた80グラムの薄力粉に、コンブだしと一緒に120ccの水を加えるところから始めます。卵を1個溶き、その半分をボールへ混ぜてどろどろになった粉を、ゴマ油をひいたフライパンへ流します。上に具(スライスしたエビ=1人分2匹、細切りしたイカとネギ)をのせます。焼けたらひっくり返し、しばらくしてもう一度ひっくり返して残った卵をぬり、さらに表裏を適当にこんがりさせて出来上がりです。
 「難しいよ」。5年生のほとんどが初めての体験だけに、緊張した声が交錯します。ジューッという音とともに香ばしいにおいが家庭科室にあふれ、表情はなごんできます。焼き上がってみれば結構大きく、「食べきれるかな」と心配も。でも、どのグループもペロリと平らげ、「あ〜、おいしかったね」と満足そう。
 担任の松下進先生は「日ごろ子どもと何かすることが少なくなってきたので、お母さんたちに喜ばれました。後片付けするわが子を見て、うれしかったようです」と意外な効果を話してくれました。

▽蓬莱小ホームページ   http://www.za.ztv.ne.jp/hourai-s/




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