子供たちの小麦粉・小麦粉コーナー

小中学校新聞(体験学習編等)


 小中学校新聞(小麦粉は生かされている 12月号)
●新商品「アスパラうどん」で温泉PRを


 うどんにアスパラガスを練ったら、どんな味だと思う? ちょっと想像つかないですね。山形県最上町立赤倉小学校(板垣嗣則校長、児童数29人)の4〜5年生はちょうど1年前の3〜4年生だった10月、総合的な学習の時間に「アスパラうどん」にチャレンジしました。そのユニークな取り組みを紹介しましょう。



「とってもおいしいよ」=赤倉小で昨年10月


 アスパラガスはユリ科の多年草で、最上町の特産です。白や緑の柔らかな茎を食用にする西洋野菜。3〜4年生計9人は、これで地元の赤倉温泉を宣伝できないかと考えついたのが「つるつるしこしこアスパラうどん」でした。名づけて「温泉ピーアール作戦」。
 でも、どう作るの? みな知恵をしぼりました。なにしろ、そのままでも保存の難しい野菜です。悩んだ末、農家の提供してくれた10kgのアスパラガスは、ゆで、ミキサーにかけました。黄緑色の、ほとんど液状に。それを冷凍し、保管しました。
 さて、家庭科室でうどん打ちの試作です。うどんに最適な小麦粉の中力粉をボールに入れ、水とアスパラ液を少しずつ注いでいきます。手でこね、こぶしでたたきながら生地玉にまとめていきます。1時間ほど寝かせ、めん棒で延ばし、包丁で切っていきます。そして、鍋でゆで上げるのです。
 アスパラの分量によって濃淡はありますが、黄緑色のめんからは、ほんのりアスパラガスの上品な香りが漂ってきます。「家で食べる白いうどんと違うけど、おいしいね」
 これを皮切りに、翌11月はおじいちゃんやおばあちゃんを招いてふるまいました。12月には赤倉温泉の旅館関係者、そして今年1月は保護者とともに調理し、赤倉地区の地域活性化イベント「食と芸能の文化祭」で150食も配りました。なかなかの評判です。
 指導した担任の土田学先生(現・山形県新庄市立日新小学校)と岸里子先生は「作り方を覚え、自信がついたようです」と言いながらも、てんてこ舞い。それまで嫌いだったアスパラガスが好きになった児童もいて、中には「今度はJR赤倉駅に店を出したいね」との元気な声も飛び出すほど。
 今年3〜4年生を受け持つ渡会美和先生は「次はアスパラを使ったピザづくりを考えています」と話しています。


▽赤倉小メールアドレス akakura@ic-net.or.jp




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