子供たちの小麦粉・小麦粉コーナー

小中学校新聞(体験学習編等)


 小中学校新聞(小麦粉は生かされている 4月号)
●中国からの研修生を先生にギョーザ作り


  アジアは米作地帯。主食はどの国もコメと思い込んでいる人は多いでしょう。しかし、広い中国では、小麦粉を主食とする地域もあります。三重県伊賀市立西柘植小学校(相楽浩也校長、児童数128人)の5年生24人は、所変われば品変わることを、小麦粉を使った国際交流から実感しています。




一生懸命、ギョーザの皮を延ばしました=西柘植小で1月21日


 伊賀市は俳人・松尾芭蕉の生地で、忍者のふるさと。そこにある西柘植小は、中国・河南省開封市の夏理遜小学校と相互訪問するなど、文化交流を深めてきました。
 河南省の主食はコメだそうです。ところが同じ中国でも、河南省より北にある山東省から西柘植小学校区内の大手のハム製造工場へ働きにきている研修生に、「私たちの主食は小麦」と聞き、びっくりしました。ギョーザは日本でも人気の高い中国料理ですが、本場の味をと3年前から総合的な学習の時間を活用し、研修生とともに水ギョーザづくりをしてきました。
 「白い小麦粉の入ったボールに少しずつ水をさし、練ってくださいね」。1月、家庭科室。5年生は6班に分かれ、皮の生地づくりから作業開始です。各班ひとり計6人の研修生が加わりました。まず棒状にした生地を約3cmずつ切り、さらに直径約6cmの丸い皮にしていきます。6人の日本語はなめらかで、「皮を丸くするとき、めん棒に力を入れ、向きを変えて押しましょう」と、ていねいな指導です。
 具はニラ、白菜、卵、豚肉。いずれも小さく切り、卵はスクランブルエッグにし、ごま油や塩、しょうゆなど調味料と一緒に混ぜ、スプーンで適量をすくい取って皮で包んでいきます。それを湯の煮立った鍋へ入れ、ゆであげていくのです。多くの児童にとって初めてだけに2時間近くかかりましたが、給食の時間に研修生と並んで食べました。
 「白菜を切ったけど、なかなか細かくならなかった」(東出真衣さん)、「皮に包むのが難しく、具が出てしまいました」(橋本実綿さん)と苦労したものの、そのかいあって、最後は「おなかがいっぱいになりました」(杉本穂佳さん)と満足そうでした。
 西柘植小ではクレープや沖縄のおやつサータアンダギー、関西風たこ焼きづくりなど、学級活動の時間に小麦粉を用いた活動もしています。
 5年担任の西口幸子先生は「今回、研修生の日本語の上達ぶりとその努力に児童は一番感心していました」と交流の成果を話しています。


▽西柘植小ホームページ
http://www.iga.ed.jp/nishitsuge-e/


*今までに、掲載したものは「メニューリスト」の「バックナンバー」の項目に入っていますので、ご覧ください。