子供たちの小麦粉・小麦粉コーナー

小中学校新聞(体験学習編等)


 小中学校新聞(小麦粉は生かされている )
宇宙でも食べれるうどんを作ろう


 
小麦粉は世界中の食卓にのぼる主要食料です。小学校では小麦粉を使ったさまざまな学びが楽しく繰り広げられています。健康、地域などを考えることでもあるその実践を紹介していきましょう。

                       
               さて、味はどうかな
                     

 石川県小松市は日本海に面し、霊峰・白山を望む緑豊かな北陸の町。江戸時代から名物として伝わる小松うどんは奥の細道を歩く松尾芭蕉へも贈られたそうです。
 「宇宙食にしたら、もっと知られるよね」。同市立串小学校(中出敏彦校長、児童数365人)で昨年度、こんな奇抜な発想からうどん作りが展開されました。
 取り組んだのは6年生二クラス計67人(いま中1)。同小では毎年、6年生は「食と健康」の総合的学習を行っています。
 細くて柔らかいながらもコシのある小松うどんは地域おこしに活用され始めており、そこに注目
しました。5年生のとき、宇宙航空研究開発機構(JAXA)のスタッフを招いて環境学習をしたみんなは、「宇宙でもたべてもらおう」と考えたのです。
 「でも、無重力の宇宙船内で汁が飛び散ってしまうのでは?」
 相談をもちかけられた市内のうどん店のプロもみんなのアイデアに目を白黒させ、しばし声が出なかったそうです。
 6班に分かれ、うどんの歴史、地元食材を使った新メニュー作りなどに知恵をしぼりました。2学期にプロを囲んで児童による企画説明会を、今年2月には JAXA スタッフも加わり「小松うどん宇宙への旅」の講演と学習成果発表会、調理室で宇宙食グループの考えたメニューで調理し、試食もしました。
 宇宙食にはパンなど小麦粉は用いられているのですが、うどんの利点は消化のよさゆえ体への負担が少なく、すぐエネルギーになる点だといわれます。
 考えたのは3パターン。@だし汁を寒天で固め、メンにトッピングA寒天にメンを閉じ込めるBメンを素揚げし、食べるときだし汁とからめる。宇宙では味覚が鈍ることもふまえ、少し濃いめに仕上げた味に「いけるよ!」とみんなうれしそう。「外国の宇宙飛行士へうどんについて教えればコミュニケーションになる」という感想も。
 指導した片村順子先生は「郷土食を通し夢が大きく広がりました」と話しています。

▽串小ホームページ
http://www.hakusan.ed.jp/~kusi-e/

*今までに、掲載したものは「メニューリスト」の「バックナンバー」の項目に入っていますので、ご覧ください。