子供たちの小麦粉・小麦粉コーナー

小中学校新聞(体験学習編等)


 小中学校新聞(小麦粉は生かされている )
小麦粉について学びそしてパンを作りました


 大阪市吹田市立北山田小学校(白井俊彦校長、児童数499人)の3年生(いま4年生)97人の歓声が同市内にあるパン工場の一角で上がったのは、今年2月のことでした。焼きたてをほおばり、みなニコニコしています。

                       
                      「うまく形ができたかな?」=北山田小で                    

 北山田小は大阪の北部、1970年に開かれた大阪万国博覧会場(万博記念公園)の近くです。いまは住宅地ですが、昔は「吹田くわい」という野菜の産地として知られていました。
 学校の近くにパンを焼いて売っている店があり、そこではくわいのパンを棚に並べています。学校では前々からくわいを栽培していたので、児童たちは興味を持って見ていました。「パンはどうやって作るんだろう」「学校で栽培したくわいを使って、自分たちでパンを作ってみたい」と先生に話してみました。
 先生はパン店の店長に相談したところ、こころよく支援を申し出てくれました。
 用意した小麦粉は30キログラム。朝、40人以上の保護者がパン店に集まり、計量した粉にイースト菌、食塩を混ぜて生地のもとを下ごしらえ。全部で125人分を学校の家庭科室へ。
 教室ではパン店の店長から小麦粉についていろいろと説明を受けました。小麦粉だったらなんでも良いというわけではなく、小麦粉には、強力粉、中力粉、薄力粉があって、パンは強力粉が適しているということがわかりました。
 児童は粉をボウルに移し、水を注ぎながら練っていきます。指に力を込め、丸め、「パンチ!」と気合を入れながら伸ばし、何度もたたみました。穀物では小麦粉にしかないグルテンの働きで生地に腰が生まれ、炭酸ガスでふくらんできます(発酵)。しばらく休ませたあとガス抜きし、くわいとイチジクの実を包み込んで形を整え、全員でパン工場へ運び、一気に焼きあげました。
 その工程を見学したあと、むろん味見も。「ちょっとくわいは苦かったけれど、生地はふんわりしておいしかった」(三木まゆみさん)、「生地がバリバリし、イチジクは甘くて、くわいはクリみたいな味」(蔵重大翔君)と歓声が上がりました。「収穫し、味わった思い出はいつまでも残るでしょう」(担任の川添龍次先生、加賀谷くるみ先生)。
 パンだけでなく、小麦粉の使われる中華料理、イタリア料理などでも、肉や野菜などさまざまな食材が添えられています。世界中の食卓に上る小麦がどんな具とマッチするのか調べてみると、小麦粉の魅力はもっと広がっていくでしょう。


▽北山田小ホームページ
http://www.suita.ed.jp/gak/es/27-k-yamada/

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