子供たちの小麦粉・小麦粉コーナー

小中学校新聞(体験学習編等)


 小中学校新聞(小麦粉は生かされている)

 世界で最も多くの人に食べられているのは何だろうか。それは、小麦粉です。
 小麦粉は、パン、うどん、ケーキ、天ぷらの衣など、さまざまに形を変えて、食べられています。
 今回は神奈川県と富山県のお友達の小麦粉を使った料理を紹介しましょう。

みんなで楽しく「コロコロプチパン」づくり

 錦ヶ丘こども文化センター



こぼれないよう粉を混ぜました
=錦ヶ丘こども文化センター


 みんなで作れば味も格別 ―
神奈川県川崎市多摩区の住宅街にある市立児童館「錦ヶ丘こども文化センター」(小林茂登館長)で児童19人が、手軽にできる「コロコロプチパン」づくりを楽しみました。

 センターは5年前から月一度、食の大切さを知ってもらおうと、「くいしんぼクラブ」を開いています(参加費は1回100~200円の材料代)。先月も放課後、近くの市立生田小と市立南生田小の1年~4年生計17人と幼稚園年中組2人が集まりました。女子が16人と圧倒的でした。

 全員、手洗いから。次に材料などを確認し、まず小麦粉、ベーキングパウダー、塩をボウルの中で混ぜました。生地です。
 パン生地にベストな小麦粉は強力粉。小麦粉特有のグルテンのもとになるたんぱく質の量が一番多く、イースト菌の発酵で出る炭酸ガスを包み込むパワーがあるからです。ただ発酵に1時間ほどかかり、全体を1時間半に収める「くいしんぼクラブ」では苦肉の策として、特別にグルテンの最も少ない薄力粉を使い、無発酵パンにしました。

 人類は最初、小麦の粒を煮たり焼いたりして食べ、そのあと粉食へ移りました。パンの始まりは、発酵のプロセスを経ない平焼きパン。だから、無発酵パンも決しておかしな調理法ではありません。

 次に温めた牛乳へ、砂糖、ヨーグルト、サラダ油の順で混ぜます。これをボウルへ注ぎ、手に粉をつけながら練ります。あちこちで「手が真っ白だね」の声。まとまったら包丁で切り、手のひらで丸めていきいます。「ギョウザの皮みたい」(南生田小2年女児)
 さらに、真ん中につけたくぼみへツナマヨコーン、ごぼうサラダ、ウインナーをのせ、はけで溶き卵をぬってオーブンへ。約10分間で焼き上がりだ。

 「形で自分で作ったのは分かるよ」と言いながら、おやつとして食べました。「モチモチしてるね」「普通のパンより硬いけど、おいしい」。感想はさまざまです。小林館長は「楽しく調理を覚えて家で作り、親の苦労、手伝いなどを考えながら生活を深めていくはずです」と話しています。

 次回は何を作りたいですか?ボランティア指導員の問いかけに希望が出ます。シュークリーム、クレープ、ピザ、ケーキ、カレー。小麦粉を使う食べ物がたくさんあがりました。

「パンらしく丸まってきたね」=錦ヶ丘こども文化センター


「コロコロプチパン」
☆材料☆ (直径5~6㌢6個分)
 薄力粉100㌘、ベーキングパウダー小さじ1、塩少々、砂糖20㌘、牛乳大さじ2、プレーンヨーグルト大さじ2
 サラダ油大さじ1、薄力粉(手粉用)約20㌘、溶き卵適量。


初めてのうどん打ち。まず生地づくり

 富山市立池多小学校



 「ほら、延びてきたぞ」と池多小の3,4年生たち
=富山県呉羽青少年自然の家

 指導員の説明が始まりました。ここは富山県富山市の市街地にほど近い丘陵に建つ富山県呉羽青少年自然の家。そう遠くない市立池多小学校(相川仁校長)の3,4年生計10人がこの秋、宿泊学習(一泊)でチャレンジしたのです。

 池多小は富山市の西の郊外にある児童数48人の小規模校。冬には近くの田尻池へシベリアから白鳥が飛来するなど、豊かな自然の中にあります。3,4年生は毎年、合同で宿泊学習を行い、活動の一つとして食事づくりを行ってきました。

 うどんに使う小麦粉は、グルテンの量が中間の中力粉が向いており、国内で生産されている小麦の多くは、中力粉の原料になっています。

 この中力粉を袋から出して、ボウルにあけ「これがうどんのもとなの」と、あちこちで不思議そうな顔が見られました。
 少しずつぬるま湯を注ぎ、交代しながら手でこねていきます。指の間にこびりつき、「ベトベトするよ」と児童たち。それでも、しだいに固まり、一層力をこめ出しました。

 丸い大きなだんご状にまとまってきたところで、今度は足で踏みました。めんに腰をつけるためです。そして、めん棒の登場です。生地に押し付け、コロコロ転がしていけば、生地はゆっくりと平らに延びていきます。こねる面倒と違い、こちらの作業は楽しそう。十分広がったところで、今度は大きな包丁で切っていきました。


 「うまく切れたよ」=富山県呉羽青少年自然の家

 「太さをそろえないといけないんだよ」。声を掛け合いながら、そろそろと動かしていきます。なにしろ、うどん打ちも、包丁を使うのも、初めてですから。でも、慎重に進めたことで意外と均一にそろいました。それを厨房でゆで、ネギや鳴門を添えて、「いただきま~す」。「おいしい!」と、歯応えのあるつるつるのめんを口に運ぶみんなの笑顔が語っていました。
 「3,4、年生は何でもよく食べる元気な子どもたちです。こうして手間と時間をかけて初めて食卓にのること知ったのは貴重な体験でした」。担任の井林優子先生はこう話しています。

 青少年自然の家での食事づくりは、うどん以外、季節によって焼きそば、ラーメン、流しそうめん、石窯によるピザやパン焼きなどのメニューもあります。ホームページで概要をみることができます。

                                          

*今までに、掲載したものは「メニューリスト」のバックナンバーの項目に入っていますので、ご覧ください。