子供たちの小麦粉・小麦粉コーナー

小中学校新聞(体験学習編等)

 小中学校新聞(小麦粉は生かされている)

 食は人と人をつなぐ楽しみ。まして自分で作れば、味は格別です。
 食べ物の大切さや料理の楽しさを知るため、小麦粉を使ったさまざまな学習や調理を体験した二つの小学校の実践を紹介しましょう。

宿泊学習で、ピザ、スパゲッティ作りを

 茨城県土浦市立土浦第二小学校



うまく生地が伸びてきました=茨城県立白浜少年自然の家で


 今回は、JR土浦駅から南西に2㌔程離れた、霞ヶ浦に面した土浦市の市立土浦第二小学校(廣原高志校長、児童数601人)です。学校は、緑の残る住宅街に位置しています。
 5年生(103人)は二学期に入った9月、5年生の慣例である一泊二日の宿泊学習で、野外炊飯をしました。場所は茨城県行方市にある県立白浜少年自然の家です。

 「お昼は、スパゲッティとピザです。皆さんで作ります」と自然の家の指導員の声が響きました。
 これまでも、いろいろな料理を作ってきましたが、今回は小麦粉が主役のピザとスパゲッティです。小麦粉には、グルテンというたんぱく質が含まれています。主要穀物で小麦粉にしかない、いわば天の贈り物。グルテンの量と質で小麦粉の種類がきまり、種類によって料理もさまざまです。
 1組8人前後が、ピザ、スパゲッティ、そしてかまど担当の三班に分かれて作業開始です。

 ピザには多くの場合、グルテンの一番多い強力粉を用いますが今回は少しフカフカした仕上げになるよう、中力粉を使いました。スパゲッティは、市販品を購入しました。
 ピザ班は、ボウルに小麦粉を入れ、水と少量のオリーブオイルをたらしてこねます。
 「ベタベタ 指について離れません」と困った表情。でも15分もすれば、生地はだんご状にまとまってきます。これにドライイーストを入れ、ポリ袋に入れて20分ほど日に当てます。発酵です。炭酸ガスが発生して生地がふくらみます。

 この間に、トッピングのピーマン、玉ねぎ、トマト、サラミソーセージなどを細かく切っていきます。
 そして、最後の工程へ。発酵した生地を小型のめん棒で、伸ばして鉄板(約40㌢角)の上に広げ、切ったトッピングの野菜のほかにチーズ、コーンをのせていきます。彩りも赤、白、緑…でとてもカラフルです。自然の家の職員がかまに入れ、5分ぐらいでこんがり焼けて、熱々のピザの出来上がりです。

 スパゲッティ班は、かまど班が沸かしてくれた湯でスパゲッティをゆで、ミートソースをかけて完成です。みんなで声をそろえて「いただきます」。皿に切り分けたピザとミートソーススパゲッティを交互に味わいました。引率した学年主任の橋爪裕子先生は、「片付けも含め、みんなで助けあって進められたのがなによりです」と話していました。

おいしくできました=茨城県立白浜少年自然の家で


ギョウザの皮で ピザ作り
 「料理クラブ」で作って 食べて 幸せ

 福島県郡山市立喜久田小学校



 ピザが焼けてきたね=喜久田小

 福島県郡山市は東北新幹線に沿った、県内で「中通り」と呼ばれる地域にあります。人口は約335,000人。東北地方では大きな都市のひとつです。その北部の田園地帯に市立喜久田小学校(渡部浩一校長、児童数238人)はあります。

 「料理クラブ」のメンバーは、4年生から6年生まで計13人。月1回、家庭科教室で調理を楽しんできました。9月はいろいろな学年で構成する3グループに分かれてピザ、コーンフレーク、フルーツポンチを作ることにしました。材料は自分たちで、買い出しに行きました。

 ピザは、時間の節約もあり、市販のギョウザの皮を使うことにしました。ギョウザの皮はグルテンを多く含む強力粉でできています。パリパリと歯応えのある焼き上がりになるのが特徴です。指導は、3年担任の三浦すみ江先生と1年担任の安倍真由美先生です。

 ピザは、まずトッピングの具材作りから。ピーマン、ソーセージなどを細かく切っていきます。高学年ともなると、包丁の使い方は手慣れたもの。なにしろ活動は毎月なので、当然と言えば当然ですね。

 続いて一枚ずつ広げたギョウザの皮に市販のピザソースを塗り、その上に先程切ったピーマン、ソーセージの具材をのせ、他に溶けやすいチーズ、缶詰のコーンをのせます。そして油をひいて熱したフライパンに入れ、裏がこんがり焼けたところで、ひっくり返します。よい香りがあたりに漂ってきました。この日は、生クリームをかけたコーンフレーク、フルーツポンチはサクランボに缶詰のもも、パイナップル、ミカンをミックスして、ボウルに入れて出来上がりです。見た目も味も最高のデザートです。

 「ピザがとってもおいしかった」「作り過ぎて食べるのに大変だった」と感想もいろいろありました。
 これまでクラブでは小麦粉を使ってパンケーキやカップケーキなどにチャレンジしてきました。「料理クラブ」で作った料理をまた家でも作れるところがよいところでしょう。


 コーンフレークには生クリームをかけました=喜久田小で

*今までに、掲載したものは「メニューリスト」のバックナンバーの項目に入っていますので、ご覧ください。