小麦・小麦粉の生産・加工などの流れ

輸入麦売渡価格

◎輸入麦売渡価格の改定

輸入麦の売渡制度について(平成19年4月〜)
平成18年11月22日
農林水産省


 第164回国会において成立した「主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律の一部を改正する法律」(平成18年法律第90号)に基づく、平成19年度以降の輸入麦の売渡制度について、下記のとおり決定しましたので、お知らせ致します。

1.価格変動制への移行

(1)基本ルールと移行時の特例
 政府が年間固定の売渡価格を定める標準売渡価格制度が廃止され、過去の一定期間における買入価格の平均値に、年間固定のマークアップを上乗せした価格で売り渡す価格変動制に移行する。  
  ただし、制度移行時においては、価格変動制への円滑な移行及び国際相場の著しい変動が国内市場に及ぼす影響を考慮し、所要の措置を講じる。
項目 基本的なルール 移行時の特例
年間価格改定回数 年3回 (4月、8月、12月) 当面、年2回 (4月、10月)
価格改定における変動幅 当面、改定前の価格±5%の範囲内 同左
買付価格算定期間 価格改定月の3ヶ月前から遡って8ヶ月間 19年4月改定時については、
17年12月〜18年11月の1年間
注:なお、算出された次期の価格の改定額が、取引・流通実態等からみて僅少な場合には、当面、当該期の価格改定は行わないものとする。

(2)19年度のマークアップ額
19年度のマークアップ額については、政府管理経費の縮減により 2.3%の引下げを行う。
マークアップ額  16,868円/トン (税込み、小麦、一般輸入方式)
    (前年度比  ▲2.3%)

(3)この結果、19年4月(4〜9月期)の政府売渡価格は、全銘柄の加重平均価格で
   1.3%の引き上げとなる。
(単位:円/トン(税込み)、%)
  現行の標準売渡価格
[1]
19年4月(4〜9月期)
の価格 [2]
対比
([2]-[1]/[1]
全銘柄加重平均 47,820 48,430 1.3
注:上記の数値は、SBS方式に移行する銘柄以外の、5銘柄(WW、ASW、HRW、1CW、DNS)の平均値である。

2.SBS方式の導入
 また、一部の銘柄(PH、DRM)を対象として、予め需要者及び輸入業者が結びつき、輸入銘柄、輸入港及び輸入時期を選択でき、多様なニーズに応えられる売買同時契約(Simultaneous Buy and Sell : SBS)方式を導入する。

◎輸入麦売渡価格の改定

輸入麦の平成19年10月からの売渡価格について
平成19年8月24日
農林水産省


 輸入麦の政府売渡価格は、本年4月から、過去の一定期間における買入価格の平均値に、年間固定のマークアップ(国家貿易等の麦の制度運営及び国内産麦の生産振興に必要な経費)を上乗せした価格で売り渡す相場連動制に移行したところです。
  主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律(平成6年法律第113号)第42条第2項に基づき売り渡す輸入麦の平成19年10月期の売渡価格については、下記のとおりとなりましたのでお知らせします。

                          記

1.

19年10月期の相場連動制の運用について
 現在、国際相場は、BRICs(新興市場国)等の経済成長や食生活の高度化による穀物需要の増大、バイオエタノール需要の増大等による構造的な変化によって相当な上昇になっています。
 このような状況を踏まえると、価格改定における現行の変動幅±5%の範囲内では、昨今の麦の国際相場の急激な変化が麦関連業界や消費者に適切に伝わらないこと等から、19年10月期においては、±10%の変動幅を適用することとされました。

   ただし、SBS方式に移行する銘柄については、その時々の国際相場の動向が反映されることが基本であることから、価格改定における変動幅は適用しない。

2.

輸入麦の売渡価格
 平成19年10月から平成20年3月までの政府売渡価格については、国際相場が大幅に高騰していることから、5銘柄加重平均価格(小麦)で10%の引上げとなる。


(参考価格)

(単位:円/トン(税込み)、%)
   19年4月期
(4〜9月)の価格a
19年10月期
(10〜3月)の価格b
対比
(b-a)/a
アメリカ産(ダーク)ノーザン・スプリング(主にパン用) 49,270 54,190 10.0
カナダ産ウェスタン・レッド・スプリングNo1(主にパン用) 51,140 56,250 10.0
アメリカ産ハード・レッド・ウインター(主に中華麺用) 47,440 52,170 10.0
オーストラリア産スタンダード・ホワイト(主に日本めん用) 48,660 53,530 10.0
アメリカ産ウェスタン・ホワイト(主に菓子用) 42,730 46,990 10.0
5銘柄加重平均価格 48,430 53,270 10.0
注: SBS方式に移行する銘柄のうち、政府が在庫を保有しているものの価格は以下のとおり。
オーストラリア産プライム・ハード(小麦) 56,010円/トン(対前期比+7.3%)
カナダ産ウェスタン・シックスロウ(大麦) 55,840円/トン(対前期比+33.1%)
参考1: 既にSBS方式に移行した銘柄の入札結果(19年8月)
カナダ産アンバー・デュラム小麦 69,896円/トン
注:19年4〜9月期の価格は、46,320円/トンである。
参考2: 今後、SBS方式に移行する銘柄
オーストラリア産プライム・ハード 19年11月実施予定
オーストラリア産ツーロウ      19年11月実施予定
カナダ産ウェスタン・シックスロウ 19年9月実施予定
 

*今までに、掲載したものは「メニューリスト」の「バックナンバー」の項目に入っていますので、ご覧ください。