小麦・小麦粉の生産・加工などの流れ

輸入麦売渡価格

プレスリリース


平成20年10月期における輸入麦の政府売渡価格の改定について

                                                         平成20年8月29日
農林水産省

主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律(平成6年法律第113号)第42条第2項に基づき売り渡す輸入麦の平成20年10月期の政府売渡価格について、下記のとおり決定しましたのでお知らせします。




1.政府売渡価格改定の考え方

(1)麦の国際相場は、
 (ア)中国やインド等の人口超大国の経済発展による食料需要の増大
 (イ)世界的なバイオ燃料の原料としての穀物等の需要増大
 (ウ)地球規模の気候変動の影響
といった構造的な要因による穀物需給のひっ迫から大幅に上昇している。
今年に入ってからも、国際需給のひっ迫から自国への供給を優先する一部輸出国による輸出制限の動きにより、変動はあるものの、現在もかなりの高水準で推移している。
(2)価格改定ルールに基づき、直近8ヵ月(19年12月~20年7月)の平均買付価格をもとに売渡価格を試算すると、主要5銘柄平均で現行価格比23%の上昇となるが、今回については、物価高騰問題も柱とする「安心実現のための緊急総合対策」の一環として引き上げ幅の特例的な圧縮を行うこととし、20年10月期の政府売渡価格は、改定率を全銘柄一律に現行価格比+10%とする。


2.平成20年10月期の政府売渡価格
(単位:円/トン (税込み))
銘柄(主な用途) 20年4月期の売渡価格 20年10月期売渡価格 対前年比
アメリカ産(ダーク)ノーザン・スプリング
(主にパン・中華麺用)
70,450 77,500 +10%
カナダ産ウェスタン・レッド・スプリング
(主にパン用)
73,130 80,440 +10%
アメリカ産ハード・レッド・ウインター
(主にパン・中華麺用)
67,830 74,610 +10%
オーストラリア産スタンダード・ホワイト
(主に日本めん用)
69,590 76,550 +10%
アメリカ産ウェスタン・ホワイト
(主に菓子用)
61,090 67,200 +10%
5銘柄加重平均価格 69,120 76,030 +10%

(参考)
価格改定ルールは、下表のとおりである。
 年間価格改定回数  年2回(4月、10月)
 買付価格算定期間  価格改定月の3ヵ月前から遡って8ヵ月間
*この方式により、国際相場の変動の影響を緩やかなものとしている。


3.消費者物価指数に与える影響(試算)
消費者が購入する麦製品の価格に占める原料麦価格のシェア等を踏まえると、今回の価格決定が消費者物価指数に与える影響は0.01%程度である。


*今までに、掲載したものは「メニューリスト」の「バックナンバー」の項目に入っていますので、ご覧下さい。