小麦・小麦粉に係る話題

小麦粉・地域の食文化料理

*今までに、掲載したものは「メニューリスト」の「バックナンバー」の項目に入っていますので、ご覧ください。
 ○ 小倉焼きうどん(福岡県、北九州市)
 

この料理の由来・おはなし

 終戦直後、北九州市小倉の「だるま堂」店主
が、関西で流行りのソース焼きそばを作ろうと
思ったところ、物資不足の折で中華のそば玉
が手に入らず、代わりに乾麺(干しうどん)を湯
がいて、これを焼いて出したところ大好評だっ
た・・・というのが、焼きうどんの始まりと言われ
ています。
 地元の町おこし団体が、2001年の北九州博覧会をきっかけに「小倉発祥焼きうどん」のPRを開始。イベントや定義づけなどを行い、最近では知名度もぐんと上がってきました。


『小倉焼きうどんの定義』 
〜小倉焼きうどん研究所〜


・乾麺を使用するべし
・キャベツは若松産であるべし
・豚肉はバラ肉であるべし
・玉ねぎはその甘味を引き出すべし
・秘伝のソースはよく研究するべし
・削り節はアジ、サバ節を使用するべし
・小倉地酒で香り豊かに仕上げるべし

*このうち6項目は満たさないといけないとのことです。



材料(1人分)

乾麺(干しうどん)
 (または茹でうどん1玉)
豚バラ肉
キャベツ/玉ねぎ/人参など

ソース
 ┌ ウスターソース
 │ トンカツソース
 │ しょうゆ
 └ オイスターソース

80g





大さじ2
大さじ2
小さじ1
少々


作り方
(1) 乾麺をかために茹で水気を切っておく
(2)

ホットプレートを強火にし、油→豚バラ肉→野菜→塩こしょう→(1)のうどんの順に炒める

(3)

少し火を弱めてソースを回しかける

(4) 削り節、紅生姜をお好みでどうぞ

料理のポイント

・フライパンの場合は1人分ずつ、しっかり焼きを入れること。
・豚の背油で炒めると一段と美味しく出来上がります。

加えて・・・
 小倉では、卵1個の目玉焼きを乗せた焼きうどんを「天まど」(てんまど)と称します。天窓から月を見た様がその語源となっています。
 黄身は軟らかい状態にしておいて、うどんにからめて食べるとまろやかな味わいになります。

 

 ○ ごろし(福岡県、筑後地方)
 

この料理の由来・おはなし

  『ごろし』変わった名前ではありますが、この名には3つの説があります。
(1) 真っ白い小麦粉の“だご”が黒砂糖の色で殺されるということで〈ごろし〉
(2)

牛の舌に似ているので〈人殺し〉(何故?・・・)

(3)

〈五次郎〉という人が作り始めたので・・・


  筑後の三潴地域では川渡祭のとき、またふだんでも手軽に作られてきたおやつです。
  『ごろし』には、季節の野菜を加えて作る「かぼちゃごろし」、「芋ごろし」「煮〆ごろし」「夏豆ごろし」「グリンピースごろし」など、いろいろな応用料理があります。また、地元の商店には袋入りの「ごろし」も販売しています。きなこを付けて食べて、余ったらみそ汁にいれることもあります。

材料

 小麦粉
 塩
 ぬるま湯
┌きな粉  
└黒砂糖

100g
1g
60cc
  大さじ2
大さじ2


作り方
(1) 小麦粉に塩とぬるま湯を加え、耳たぶくらいの硬さになるまでよくこねる
(2)

ぬれ布巾に包んで1時間ほどねかせる

(3)

直径2センチの棒状にまるめ、両手で薄く引きのばしてゆでる

(4) ざるに取り、水気を切って黒砂糖、きな粉をまぶして食べる

「袋入りもあります」

加えて・・・
ごろしの切り方は家々でちがう手でのばさず包丁で切ったものは〈切りごろし〉ともよぶ


(九州製粉協同組合)