小麦・小麦粉に係る話題

小麦粉・地域の食文化料理

*今までに、掲載したものは「メニューリスト」の「バックナンバー」の項目に入っていますので、ご覧ください。
 ○ 「耳うどん」(栃木県)
 

ふるさと栃木の味
  関東の北部にある栃木県は、山と川と里の国であり、数多くの風習や行事が昔から脈々と受け継がれています。それは、里に住む人々の山を敬い、川を畏れる気持ちの表れでもあります。
 その中で、仙波川に沿った山あいの里にある葛生地方(佐野市)はわずかな田畑と短い日照時間さらに、小石混じりの土と収穫物が決して多くとれない土地柄です。      
 そんな葛生地方独特の風土が生んだ「耳うどん」は、大変珍しい郷土料理です。            
 正月三が日に悪魔の耳になぞられた「耳うどん」を食べることで、その年の悪い話を悪魔に聞かれないので、一年が無病息災で過ごせると言われています。 
 また一説には、耳を食べてしまえば悪口が聞こえないから、近所付き合いが円満にいくなど言い伝えもあり、今でもお正月の食膳に用意する家庭があります。

材料(4人分)

小麦粉


大根
人参
長ねぎ
だし汁
しょうゆ 
薬味

300g
10g
140cc
150g
40g
100g
800cc
40cc
ゆず・七味などお好みで

作り方
(1)

140ccの水に10gの塩を加え溶かします。

(2)

300gの小麦粉の中へ(1)を少量ずつ入れよく捏ね、耳たぶ位の固さになったら1時間位ねかせます。

(3)

麺板の上で厚さ約1mm程度まで薄く伸ばします。

(4) 出来た生地をマッチ箱(6cm×4cm)程度の大きさ約60枚に切り、耳の形に折ります。(下の写真参照)
(5) 沸騰したお湯で(4)を茹でます。2分〜3分して浮き上がったら水にさらし、ざるに取ります。
(6) つゆを作り適当な大きさに切り分けた野菜を入れひと煮立ちさせてから椀に盛ります。



※ 汁の工夫でいろいろな食べ方が楽しめます。

参考資料
   日本の食生活全集(9)
   聞き書 栃木の食事



(東日本製粉協同組合)