小麦・小麦粉に係る話題

小麦粉・地域の食文化料理

*今までに、掲載したものは「メニューリスト」の「バックナンバー」の項目に入っていますので、ご覧ください。
 ○ メロンパン(兵庫県)



メロンパン        サンライズ

 一般的に、パン生地にビスケット生地をかぶせて焼いたサクサクした食感の丸い菓子パンをメロンパンと呼んでいますが、神戸ではこのパンを「サンライズ(またはサンライス)」と呼んでいます。(京都でもこう呼ばれているとのこと。)
 神戸で言う「メロンパン」とは、チキンライス用の金型を使って焼いたアーモンド型のパンで、中に白餡が入ったものを指します。このパンにはいわゆるメロンパンのようなビスケット生地は被さっていません。
 なぜこのパンを「メロンパン」と呼ぶのか、その発祥については諸説あって、実のところはっきりしていません。その中で有力な2つの説は、広島のパン屋さんが最初に作って売り出した時の名前だったという説と、このアーモンド型が明治期に栽培されていた「マクワウリ」に似ており、当時はこのマクワウリを「メロン」として売られていたこともあって、このパンを「メロンパン」と呼んだという説です。

●サンライズの作り方 (12個分)

パン生地(配合)

強力粉
インスタントイースト       
砂糖
食塩
脱脂粉乳
マーガリン(無塩)


280g
6g
40g
4g
6g
40g
1/2個
約170ml

作り方
(1) 大き目のボールにマーガリン以外の材料を全て加え、よく混ぜる。
(2)

手につかなくなるまで良く捏ねる。

(3)

マーガリンを加えて、さらによく捏ねる。

(4) マーガリンが生地に練りこまれたら、台に取り出して、さらに折り曲げ、叩きつけを繰り返しながら捏ねる。
(5) 生地が延びやすく滑らかになったら、表面を張らせ、ボールに戻し、約45分発酵させる。
(6) ガスを抜いて、12等分し、丸めて15分程度休ませる。
(7) パン生地を丸め直したら、平たく円形にしたメロン生地を乗せ、パン生地全体を包み込む。
(8) ビスケット生地面をグラニュー糖に押し付け、スケッパーなどで筋目をつけて、天板におき、約40分発酵させる。
(9) 180℃に予熱したオーブンで約15分焼く。

ビスケット生地(配合)

マーガリン(無塩)
砂糖       

薄力粉
ベーキングパウダー

125g
100g
1/2個
250g
2g
30ml

作り方
(1) マーガリンと砂糖をいっしょにしてよく練り、クリーム状にする。
(2)

卵を加え、混ぜ合わせる。

(3)

薄力粉とベーキングパウダーをいっしょにして篩い(2)に加え、さらに水を加えて混ぜ合わせる。

(4) ラップに包んで冷蔵庫で20〜30分休ませておく。

 
 ○ そばめし(兵庫県神戸市)


 そばめしは焼きそばとご飯を鉄板で一緒に炒め、ソースで味付けした神戸独特の食べ物です。発祥は神戸市長田区と言われています。ルーツは諸説ありますが、一説には長田区のお好み焼き店で昼食を取っていた工員が弁当のご飯を暖めるために焼きそばを一緒に炒めてほしいと頼んだ事から出来たメニューとも言われています。最近では阪神間のお好み焼き店でもそばめしのメニューを見ることがありますが、地元では“ぼっかけ”と呼ばれる牛すじとコンニャクを甘辛く煮込んだものをそばめしに入れることも多く、地元の庶民に広く親しまれています。


そばめし配合:2人分

焼きそば
ご飯    
豚バラ肉
キャベツ
塩コショウ
焼きそばソース

1.5玉
約250g
適量
約150g
少々
適量


作り方
(1) フライパンに油を入れ、中火で豚肉を炒める(塩コショウで味付け)。
(2)

刻んだキャベツを入れて炒める。

(3)

中華麺(予め2〜3cmぐらいに短く切っておく)を入れ、細かく刻みながら炒めていく。

(4) ご飯を上に入れ、全体を切るように炒める。
(5) 全体が炒められたら、焼きそばソースを絡めて出来上がり。
(6) お好みで青のり、かつおなどを添えて下さい。

 ○ 明石焼き(兵庫県明石市)

 明石焼きは兵庫県明石市の名物であり、たこ焼きの元になった食べ物とも言われています。地元では明石焼きではなく玉子焼きと呼ばれています。その歴史は古く、大正時代にはすでに商売としてはじめられていたと言われています。
 明石焼き(玉子焼き)は生地に卵とだし汁を多く使い、たこ焼きでは一般的に使わないジン粉(浮粉)を使用することで、たこ焼きよりもはるかに食感は柔らかく、フワフワしているのが特長です。食べ方はたこ焼きではソースをかけて食べるのが一般的ですが、明石焼きは昆布やカツオのだし汁につけて食べます。


明石焼き生地配合

薄力粉
ジン粉 

だし汁
※ゆでタコ

30g
10g
1個
250ml
適量


作り方
(1) だし汁に溶いた卵を入れ混ぜます。
(2)

小麦粉をふるい、ジン粉と順に加えてよく混ぜ、生地を作ります。

(3)

熱したたこ焼き器に油をしっかり塗り、生地を流し込みます。

(4) タコを入れ、軽くひっくり返しながら中火から弱火で焼き、全体的に焼き上がったら、お皿に移します。
(5)

つけ汁用のだし汁(みりん、醤油などで味を調節したもの)に付けて食べます。薬味に三つ葉やねぎなどを添えるとさらに美味しく頂けます。

 

(大阪府製粉協会)