小麦・小麦粉に係る話題

小麦粉・地域の食文化料理

*今までに、掲載したものは「メニューリスト」の「バックナンバー」の項目に入っていますので、ご覧ください。
  地場産食材を使った「津山らーめん」(岡山県)


 400年に亘り城下町として栄えてきた津山市は戦災を受けていないため、津山城址をはじめとした古い町並みが残っています。古くは美作国と呼ばれ、初代津山藩主・森忠政から4代、松平家になってからも9代続いた居城の跡は鶴山公園となり、「日本の歴史公園100選」に選定されています。鶴山公園は春の桜の名所としても有名で、多くの花見客や観光客で賑わいます。
 このような歴史と文化のある土地で、平成11年から産学官の連携で共同開発を行い、平成14年に発売が始まった「津山らーめん」は、地場産の食材にこだわったラーメンです。
 スープは地場産の黒豚・鶏がらをベースに、これまた地場産のれんげ蜜を隠し味に加えたとんこつ醤油味、麺には地場産の山の芋入りの細麺、そして、きわめ付きはカツオ等の和風だしを調理時にブレンドすることです。
 ツルツル・シコシコの細麺と、はちみつの甘さを感じるとんこつ醤油のスープがほどよくマッチした「津山らーめん」は津山発の新しい「ラーメン」として評判です。

<メモ>
 飲食店でも食べることができるほか、麺、スープ、だしのセットで販売されています。




 ○ 地場産「ヒネ鶏」を使った「笠岡らーめん」(岡山県)


 岡山県の西南部に位置し、広島県福山市と隣接している笠岡市は、地形的にも平野が少ないために干拓や埋め立てを行い、平成2年には、広大な笠岡湾干拓地が完成し、大規模機械化農業の基地として期待されています。
 また、風光明媚な笠岡諸島や「生きている化石」と呼ばれているカブトガニの展示をしているカブトガニ博物館、竹喬美術館等があり、観光地としても人気です。
 その笠岡に古くから伝わるラーメンがあります。チャーシューの代わりに醤油でじっくり煮込んだ地場産の鶏肉「煮鶏」を使い、スープは鶏ベースの醤油味が特徴です。
 また、鶏肉は「ヒネ鶏」を使用しているのが特徴です。「ヒネ鶏」とはメスの鶏で、卵を産めなくなった鶏のことです。本来、卵を作るための栄養が卵を産めなくなって、肉のほうに吸収されるために美味しくなると言われています。
 「笠岡らーめん」は、「備中笠岡鶏ラーメン」とも言われ、かって「斉藤」という名店が存在し、伝説となっています。多くの店がこのお店の味を参考にし、あるいは受け継いで今の味に至っているようです。現在ではその伝統を守る店の他、独自の工夫を加える店も多くなってきています。

<メモ>
 飲食店で食べることができます。 店により独自の工夫があり楽しめます。

(岡山県製粉工業協同組合)